変わらない… ページ18
お館様も、この事は把握している事を伝えると、
胡蝶はもうそれ以上は【彼】については何も言わなかった。
“友人”ならAさんも呼んで、
様子を見てあげて下さいと言われたので杏寿郎はAが来るのを待っている。
杏寿郎「これで…良かったんだろうか？
うむ……。しかし……人間から鬼へなり、鬼から人間へ……か。」
『煉獄さーんっお待たせっ』
杏寿郎「Aさん、では行こうか？」
ガチャッ
『………猗窩座ー？』
布団を頭まですっぽり被っている。
『……だいじょうぶ？？』
まだ出てこない。
『…おーい』
『猗窩座くーん？』
ごそっ
猗窩座「……何だ？」
『……………どちら様で…？』
そこには藍色の模様も無くなり、上弦の証の目も、ごく普通になり人間の青年がいた。
ただ両腕の３本線は残っているが。
杏寿郎「よもや！！これは驚いた！！見た目が完全に変わっている！少年だ！！」
胡蝶「今朝から…急激に見た目が変わってますね…。」
『猗窩座…元気になって良かったねぇ。
みんなでご飯、また食べようねぇ。』にこにこ
最初は見た目に驚いたものの、
今までと同じように接するA。
猗窩座「………仕方ないから一緒に食ってやるよ。」
『ふふっ(笑)牙はそのままあるんだ？
ワンちゃんみたいだねぇ(笑)
それにしても可愛い顔してる(笑)』
猗窩座を見て、Aはしゃいでいる。
胡蝶「……でもあなたは人を喰って何年も過ごしてきたんですよ？」
胡蝶は、その言葉を言わずにはいられなかった。
猗窩座「……そうだな…。俺は…どう償えば良いんだ？」
『ね、猗窩座は何で鬼になったの？なりたかったの？』
猗窩座「……。なんか…色々とどうでも良かった。
で……気づいたら…………。」
と、人間の頃の記憶を話した。
『…そっか。…辛いね。』
胡蝶「…何故、彼が辛いんですか？」
『え？だって知らない内になっちゃったんでしょ…？
それって誰にでも起こるかもしれない…って事でしょ…？
もしかしたら自分が…大事に想ってる人の事…食べちゃうかもしれないって…事なんでしょ？
…鬼って、悲しい生き物…。』
胡蝶「………。そう…ですね。」
『…じゃあ！猗窩座は、これからこの手で楽しいこと沢山したら良いよっ。他の人の分まで目一杯！！
それにもし猗窩座が天国に行けなかったら一緒に地獄でもついてってあげるから寂しくないよっ』にこっ
猗窩座「……ばか。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 434人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mqnq12(プロフ) - しらたまさん» コメントありがとうございます♪楽しんで貰えてると思ったら意欲が湧きます(^^)思いの外、長編の予感がプンプンですので、これからも良かったら見てやって下さい＼(^o^)／ (2021年1月23日 21時) (
レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - いつも楽しませてもらってます☆狛治も任務に着いていくの楽しみすぎます！(σ≧▽≦)σ (2021年1月23日 19時) (レス) id: 6f0f903611 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杏 | 作成日時：2021年1月15日 19時
