よもや…愛らしい。【その弐】

名前 ページ20

『で、名前は猗窩座なの？狛治なの？？』←


どうも呑気なAである。


『ぅうん？でも猗窩座は鬼の名前なんだよねぇ…？じゃあ狛治…かなぁ？』


猗窩座「別に好きに呼べば良いだろう。」


その様子を少しムスッとした顔で杏寿郎は見ている。
完全に二人の世界に入りきっている！


杏寿郎(しかもあっさり呼び捨てとはっ！！！！)



『狛治ー。狛治ー。狛治ーっ(笑)
ふふっ慣れてきたー(笑)』



狛治「…やかましいわ、バカ。」



この調子である。



杏寿郎「………。Aさん！お、俺のことも名前で呼んでみてはくれないか？！」



狛治「なんだ？杏寿郎。
お前、羨ましいのか？」←



杏寿郎「…(イラァ)……少し黙ってくれ！！！」



『きょ…きょ…き…きょう…』ブシュウーッ



茹で蛸の様になりAは杏寿郎の名前を言えなかった…。


狛治「で？杏寿郎はAの事、Aと呼ばないのか？」


杏寿郎「…よもっ？………む、無理だ！！まだ！！」



こっちも茹で蛸のようになっている。



狛治「……ふむ。……なんか面白くないな。」

牽制→←守りたい

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