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楽屋の扉を乱暴に閉め
ソファーへと放り出される。
ニ「痛てて…」
この雰囲気に息が詰まりそうで
わざと声を上げるも
貴方は怒りにも似た
強い光を宿し私を見詰める。
・
・
「なんで…あんな…」
・
・
聞こえたのは
悲痛な声。
・
・
…悲しんでいるの？…。
・
・
これ以上は問い詰めないで…
……これ以上は
更に貴方を追い詰める事になるから…
・
・
・
「誰でもいいのかよっ」
・
・
貴方のその一言に私は立ち上がる。
一歩
又一歩
詰め寄れば
貴方が下がり
……行き場を失う…。
・
・
・
ニ「誰でも良いわけない……
…あんた、逃げるし…」
悪意を持った笑みを向けると
貴方は強く口を結んだ。
・
・
・
貴方は…こうして…
自分で
自分の首を絞めるんです…。
・
・
・
“可愛そうな私を
放っておけない
……可愛そうな
貴方……”
・
・
・
ニ「嘘……冗談ですよ…
あれはgive and take ですよ。
……なんの意味もない…」
・
・
まるで
猫がネズミをいたぶるようじゃないですか…
殺さず
生かす……
卑劣なやり方……。
・
・
・
貴方は…
いたぶられ
気づき
……私を憎めばいい…。
・
・
・
貴方を残し
扉に手を掛ければ
玉のような汗が
輪郭をなぞり流れ落ちた。
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望加(プロフ) - 初めまして。。。すごく感動できる内容でした。。。次回作もがんばってください。 (2012年6月16日 7時) (
レス) id: 838182c207 (このIDを非表示/違反報告)
梨愛(プロフ) - 初めまして。最後の所は本当に感動しました。ニノの気持ちが痛いほど伝わってきました。 (2012年6月9日 23時) (レス) id: 0217120e8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まの子 | 作成日時：2012年6月6日 15時
