【小説版】異端児達のラブコメ

3話: 胡桃沢優香 ページ5

騒がしいHRが始まる前、辺り全体同性愛ばかりだ。
まぁ、私としては嬉しい方。
だって、


「百合とか薔薇は最高過ぎる…！この学園に来てよかったわぁ」


一言を言っちゃう私。
そこら中には百合や薔薇などのごっこをしている。
腐女子な為、こう言うのには興味がある。
胸もいい感じだしここの学園に来て良かった…


まぁ、私の色葉ちゃんは可愛いからね！
好きと言うかその辺。そういえば今日から体育祭の練習があるんだけ？ペア組とかあるのかなぁ。あったら色葉ちゃんと組みたいなっていつも思う。


廊下を見てみると男子が薔薇の状態になっていた。
いわゆる少女漫画で言う壁ドン。
多分、私の知らない生徒だと思うけど…


そして私はその光景を除いてみる。
こう言うのを見るとワクワクするし腐女子だし仕方ない。好奇心に負ける私なんだから。


「やばぁ、あのホ○組、絶対付き合っているだろ…！ていうか壁ドン…だと！？早よやれよ…キスというものを…！！」


キスをする光景が見たい私…
二人の男子を見ていると突然後ろから


「何してるんですか…？優香さん。また男子の行動を見ていて…」


いつも聞いてる声が聞こえた。
思わず私は…


「うわぁ！？びっくりしたぁ、色葉ちゃん。驚かすのはほどほどにしてよ…はぁ」


びっくりをしてしまい、男子にばれそうになったがなんとか身を隠した。
一応、私が腐女子だってこと色葉は分かっている。
分かってるのにいつも隣にいる。というより恋仲関係みたいな感じ。クラスは違うけど好きなんだよね・・・！


HRが始まるチャイムの音を聞き、私は色葉ちゃんと別れて自分の教室に向かった。

4話: 藤壺雫→←2話: 渡会和音

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す