【MHA】スイ◯チに突っ込んだら個性イカになってた私。 (ページ7)

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まんめんみー！５ページ7

轟SIDE

芦崎と青山…てやつが定位置に着く。
青山は走る方向に背を向け、芦崎は何故か武器を構え…

そんな異常な光景を、俺たちは凝視していた。

「よーい…」

パシャァ！！！

ドン！の音と同時に銃が撃たれる。女子達がその銃声に悲鳴を挙げた声が聞こえた。確かに銃を出されいきなり撃つとなると驚く。

だが、本当に驚くのはここからだった。

放つと共に地面にピンク色のインクの様なものが塗られる。トラックが５０mだから、大体２０mくらい塗られている範囲だ。

撃たれた瞬間、芦崎の姿が見えなくなった。

と、思ったらインクの中から突然出てきてまた銃を撃ち、消える。初めに放ったインクより飛距離は伸びている様に見えた。残り５m、塗られていない範囲を軽々と跳び越え、あっという間にゴールにたどり着き、ピッと計測機が鳴った。

この間、４.２３秒。

ふと地面に視線を戻すと、インクは既に消えていた。…怪奇現象か何かか？

でも、確かに俺は見えた。
残りの５mを跳んでいた、小さな存在の姿を。

インクから出る時、芦崎は今よりも小さい体型になっていた。

それは、ほんの一瞬。矢印の様なあの形。

"それ、イカじゃない？"

さっき言っていた、芦崎の言葉の意味がつながった。

そうだあの時も。懐かしい、だがどこかムズムしていた。あの時のアイツが、芦崎(コイツ)で。
俺の目の前にいて同じクラスで。

「あー、よかった～」と呑気に背伸びをする姿に謎の高揚感がある俺は、可笑しくなったのか？

自然と足が動いていた。
自分の視界には芦崎しか見えていなかったのかもしれない。

「そうか……
お前だったんだな」

「えっ？？」

もう一度お礼を言いたかった。
出会った日から、俺の人生で数少ない光だった。

「会いたかった……

"イカちゃん"…！」

「ぶっふ？！イ、イカちゃん…？」

.

轟くんの過去に一体何が…？ギャク線若干寄りますが、ちゃんとした物語にしたいです。
こちらは番外編で書こうと思っています^_^

お気に入り50人突破！！ありがとうございます、嬉しい限りです…やはり、ヒロアカもスプラトゥーンも人気ですね！