【MHA】スイ◯チに突っ込んだら個性イカになってた私。 (ページ6)

今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:183,726 hit

まんめんみー！４ページ6

「個性把握テスト？！」

このエリートヒーロー科にワクワクの入学式、なんてものはなく。
私たちを雄英高校へ向かい入れるように春風が向かい側から吹いていた。

「個性使っていいからな。そうだな…
…爆豪。中学の時ボール投げ何mだった」

「６７」

うっそーん！！センチメートルでした☆
なんて展開はなく、爆豪がお手本となった。「死ねェ！」と一言添え、指先から爆風が吹き付ける。春風なんか吹き飛んで、消えてしまったよう。

７０５.２mと出た記録に彼も満足そうだ。
そうだ、この後誰かが面白そうって言って相澤先生が「最下位は除籍処分だ！」と二マリと笑って言うんだ。その台詞に落胆する出久がやらなきゃっていう決意を決めるシーンだけど…。

それどころではない

私はいつからイケメンに見つめられるようになったのだろう。私がそのイカかもしれないと言うと驚いたような表情をされた。

確かに人がイカの姿になるなんて想像もしないだろう。でも、そんな見つめる程に驚くか…？

彼との距離、１m程。何人か挟んでいるか確実に私を見ている。

「それじゃ、始めるぞ」

ああ、あのシーンが終わってしまった。
皆ゾロゾロと並んで行く。

……視線も気になるけれど、まずは目の前のことに集中しなければならない。始めは５０m走。私の場合、インクの上ならばイカになって早く進むことができる。

だが、インクを塗っている暇は無い。インクを塗らないと速く走れない。
というか、私の個性他の測定でも使えなくないか？

あれ、意外とピンチ…？

「あ、風船。」

「ああいうのさ、銃とかで撃てたらいいよな。
長いやつ」

長い、銃……。

空の遠く、飛んでいる風船を撃てる程の射程。

「チャージャーっ！！」

誰か、ナイスな会話をしてくれた。チャージャーで撃ちながら進んでいけば多少は速くなるかもしれない。射程がいい武器…。そうだ、あいつだ。

「４Kスコープ」

ブシャァ、とピンク色のインクが私を包む。
掌にはしっかりと武器が握られていた。そんないきなりの様子にみんなも驚いていた。

「最初、青山と芦崎。」

さあ、走ろうか(イカで)。

.