【MHA】スイ◯チに突っ込んだら個性イカになってた私。 (ページ24)

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まんめんみー！２１ページ24

「ぐぅあっ！！」

もはやその怪物に本能は無い。ただ、命令をされるがままに動く。相澤の頭を掴み、地面に振り下ろした。亀裂ができる程の衝撃を見て隠れて見ていた出久、蛙吹、峰田の３人とAは固唾を呑む。
「え？生徒をひとり逃した？」

「すみません死柄木弔」
「あーあ。ゲームオーバーだ。でもなあ…何か残しておきたい。___そうだ」

一瞬の間に、死柄木が蛙吹の顔に手を覆わせる。もうダメかと思ったその時＿___

彼が近づけた手を止める。相澤の方を見ると、彼の個性(抹消)で死柄木の個性を消したのだ。

「生徒を守るためならそこまでするか…
かっこいいなあ、イレイザーヘッド！！」

(助けなきゃ！！！)一瞬の隙をつき、出久は１つの賭けに出た。

「SMASHーーー！！！！！」

空気に亀裂が入ったように、爆風が巻き起こる。しかし、咄嗟に脳無と入れ替わった死柄木に傷はつかなかった。

(すっごい！！カッコいい…！
そうじゃなくて！今なら油断してるっ)「ヒーローシューターレプリカ！！」
黄色いインクが降り注ぐ。

「はは、スマッシュってオールマイトの真似事か」「弔ー！！！！！」

この時Aは思った。(やばい、飛び出したのは良いけど弔って呼んじゃった！！！)前世で死柄木のことを弔呼びしていて、その名残が出てしまったのだ。
「あ？」

当然、彼も反応する訳で。

「お前、昨日の_____」
死柄木が言いかけたと同時に、プシュッとひと押し、しかし避けられる。さらには触れられ、壊されてしまった。「そんな子ども騙し、効くわけないだろ」

「どうだろう？」

傘は囮。ずっと忍ばせていたスプラシューターコラボが本命だ。直ぐに打とうとしたが。

「捕まえた。」

やはり戦闘経験は彼の方が上だった。一瞬の隙をつかれ、腕を掴まれる。

「なんだ、ここの生徒だったのか。
それなら早くいってくれれば良かったのになあ…」

顔についている手の奥に、冷たい瞳があった。
「良い個性を持っている奴に限って飛び出したがる…。最近のヒーローは、自信家が多いらしいなぁ…。俺が言ったこと、覚えるか？」

またあの恐怖が襲ってくる。
冷や汗が止まらない。

「今回は逃がさないぞ……？」

「っ！！」

「脳無、やれ＿______」

刹那、勢いよくゲートが開き、いや、吹き飛ばされる。皆の視線の先に、希望が芽生えた。

「もう大丈夫」

(…笑っていない)

「私が来た」

平和の象徴オールマイト

「コンティニューだ」