【MHA】スイ◯チに突っ込んだら個性イカになってた私。 (ページ18)

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まんめんみー！１５ページ18

YOUR SIDE

「あーもうなんで頼まれたのかな…」

現在待ちに待ったランチタイム！！…では無く。先生に雑用を頼まれ、腕を埋め尽くした大量の資料を資料室まで運びに行っている。
プレゼントマイクって本当に的確な人を当てている気がする。授業が退屈だと思ったら当てられるし、暇だなと思っていたら雑用頼まれるし…。

しかも先程、花壇の手入れをしていたおじさんに水をかけられて制服が濡れてしまった。着替えは体育着で良かったのだが、まさかの中学の時の体育着を持ってきしまったのでそれを着るしかないと言う…

…と言うか、この学校広すぎだ。
何とか資料室まで着いたけど、大量の資料が邪魔をしてドアが開けられない。オーマイゴットファーザー降臨。

「よいしょぉおっ！！」
私の馬鹿力で何とか開く。電気は案の定ついておらず。ボタンを押す余裕も無いので真っ直ぐ資料を置く事に。

それにしても資料室なだけあって、沢山の戸棚と詰め込まれた紙、紙、紙。まさか極秘資料も入っているんじゃあ…？とう言うか、何番の棚だっけ。
「１－３の５６のＢの棚…。」第一コーナーを見つけたから、その３つ目の棚の５６番目のＢ列に入れろとのこと。いや、非常にわかりにくい。

「あった。…て」
出た、また高い位置。
イカちゃんの身長はとても低い。それは私にも言える事で、とにかく今まで届いていた物が届かない。(前世１６１cm)

これは台を探すしかないな。
資料を床に、ひとまず台を探しに大冒険！…なんつって。
「！」途端、奥から物音が。

(何、今の…。後ろに何か＿＿)

「＿動くな。」

誰かの手で口を塞がれる。瑞々しさのかけらもない、皺(しわ)だらけの手。
そして耳元で囁かれたこのイ、イケボは…。

「まさか餓鬼が紛れ込んでいたとはな…。迷子か？」

「すみません死柄木弔、これは大きな誤算です。…まあ、見た所ここの生徒ではない様に見えますし。」

「ふぇいほぉふぇす(訳生徒です)」
「何か言っていますが…」そうそう、気付いて！！
「知らん。見られたからには殺す」

いや、待って。その小指が触れたら私は＿＿

「はぁっ？」
瞬時の判断でイカ状態になり彼の手からすり抜ける。「っパブロ！！」その隙に武器を取り出し、パブロを振り払う。これで相手との距離が取れた。

ブシャァ、とインクが飛び散る。勿論、彼らも初めてのことなので距離を取った。
「…資料室、ちょっと汚れちゃうや。」

「はっ、ただの餓鬼じゃないみたいだ…」