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14.予想外 ページ15

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私は、一人の男性に近づく。



「どうしたんだい?」

『あのねぇ!死んでほしいなぁ!』

「っ!?…かはっ…」



私は、念を込めたナイフで男の首を切り落とした。

周りの男が騒ぎ出す。



「おいっ…なんだこいつ…っがっ…」

『うるさいなぁお兄さん。』

「や、やめろ!…っ…」

『こちとら仕事してんのっ!』



私は、主催者を残し四人を殺った。

怯えているターゲットに、ニタリと笑いかける。



『あははっ、こんな子供に怯えちゃって、だっさーい!』

「くっ…くるなっ…!」

『ごめんね?死んでね?』




私がそう、ナイフを振り上げると、部屋の扉が開いた。

私は、バッと振り返る。

ここで援軍が来たら折角の作戦が…!!

扉から入ってきたのは、三人の男女だった。



「なんネ、この有様は。」

「どう言う事?」

「とりあえず、そこの女の子が関係してそうだけど?」

『ひっ……誰!?』



ただならぬ気配に、私は後ろざる。

私より少し大きい背の男の人が、三日月の形の目を細める。



「とりあえず、ターゲット捕獲ネ。こいつはワタシが担当するヨ。」

「ダメ。拷問する気だろ、フェイ。」

「あの子は、私が預かる。」

『っ!?』



ピンクの髪の女の人がそう言った瞬間、私の体はうごさせなくなった。

コワイコワイコワイコワイ!!

私は、全力を振り絞り体を動かそうとするが、指一本動かない。

女の人が、指をくいっとすると、私の体は女の人の方に引っ張られた。



「行くよ、フェイ、シャル。」



女の人はそう言うと、後の二人を無視してスタスタと歩き出した。


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作者名:ふぃあろ・宮夢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/  
作成日時:2020年11月9日 21時

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