水に溶けたい。肆 【冨岡義勇】

第佰肆拾漆話 ページ31

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…………


柱全員で必死の攻防を続けるけど…







『…！！蜜璃！』


『義勇！刀…っ！！』





無惨…この化け物…！！強さが桁違いすぎる…





珠世さんの薬が効き始めるのはいつ…！？

人間返り、老化、分裂阻害、細胞破壊。


無惨の髪の色…あれは、意図的に白いの？

それとも、老化の薬が効いている？？





そんなことも考えつつ、戦っていると愈史郎の術で姿を消した善逸、伊之助、カナヲも来てくれた。


(みんな…！生きてた、良かった…！！)



ていうか、義勇と実弥。

刀ぶつけ合って赫刀にしてる…！



『私もやりたい！カナヲ！！来て！！』

頭に？を浮かべたカナヲに刀を振り、受けてもらう＿＿＿＿




『｢！！！｣』


私の刀も、赤く染った。赫刀になった…！

これでもっと戦えるはず！！




『氷の呼吸___漆ノ型___ッ！！！！？』






＿＿＿＿＿＿＿＿＿ﾊﾟｷﾞｬｯ



私は意識を失った。









『…ぅ…っ』


痛い…身体中が痛い…私の身体…どうなってるの…？



｢A、動くな。｣


『ゆ、しろ…、！ｺﾞﾎｯ、』


私の手当をしてくれている愈史郎がいた。


｢首と鎖骨からの出血が酷い…

止血も血清も打っているが、血が止まらない。｣


この、感じからすると…

首の真ん中から左の鎖骨にかけて、かなり深く斬られてるな…




『…呼吸で…っ、、し、けつする…！』



＿＿＿＿＿＿＿＿ｽｳｳｳｩｩｩ＿＿＿＿








｢多少はマシになったな。解毒剤、打つぞ。｣


…。みんなは…他の柱は…？？





『み、んなは…？』


｢…かろうじて、生きている。

俺含め、隠も救護にあたっている状況だ。｣



義勇…実弥、伊黒さん、悲鳴嶼さん、蜜璃…

それに善逸、伊之助、カナヲ…！！







今も誰かが無惨と戦っている音がする。






嫌だ、嫌だ、嫌だ…！！


こんなところで意識をまた失いそうになっている場合じゃない。


みんなを…仲間を…家族を失うのはもうごめんだ。





はやく…行かなきゃ。









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