23.笑顔が眩しいぜ ページ24
ふっふっふっ！また来てやったぜ。
仕事着のスーツのまま私はスターレスの店の前で立っていた。マイカちゃんが招待してくれた時は自業自得とはいえ、衝撃的すぎたからショーをあまり楽しめなかった。だから改めて見に来たってわけだ。
公演前の挨拶なのかチームPのメンバーがエントランスでお客さんを交代で席へと案内していた。マイカちゃんがいいなあ。来るって言ってなかったからびっくりしてくれるといいなあ。
「ようこそ、スターレスへ！来てくれてありがとう！」
「あっ…、いえいえどうも！」
声を掛けられてそちらへと顔を向ければ、鮮やかな水色の髪をポンパにした男の子が爽やかすぎる笑顔を私に向けていた。ひゃ〜眩しすぎるぜぇ〜！
「いやあフレッシュですねえ。ステージ頑張って下さい。応援してます」
「フレッシュ…？ありがとう！でもそんなに歳変わらないんじゃないかな」
なんていい子なんだろう。感動したよ、私は。
「それじゃあ案内するね」と言う彼の後ろの方でお客さんの対応を終えたのかエントランスに戻ってきたマイカちゃんと、ばちりと目が合った。
「あ、」
「っA！何でここにいるの？」
気付いたと同時にツカツカとこちらへと歩み寄ってきたマイカちゃんの表情は驚愕でいっぱいだった。なんか一直線にこっちに来てくれて嬉しいな〜。思わずへらへら笑ってしまうと、気に入らなかったのか眉根を寄せた彼に頬を引っ張られた。
「いひゃいいひゃい！」
「何でいるのかって聞いてるんだけど」
「えっ…と、マイカ？この子と知り合い？」
私を席に案内しようとしてくれていたポンパの男の子を逆に置いてけぼりにしてしまった。空気的な意味で。困惑している彼にマイカちゃんは私からポンパの子へ顔を向けた。しかし私の頬は引っ張ったままだ。いてえ。
「真珠、こいつは僕が案内するから。もう行っていいよ」
「？うん、分かった。…あ！もしかしてこの子がメノウの言ってた噂の子？マイカの…」
「いいから！他のお客が待ってるだろ」
マイカちゃんは真珠？さんを睨むと、彼は明らかにやべって顔をした。そして私に「楽しんでいってね」と笑いかけてから、他のお客さんの対応へ行ってしまった。神対応かよ。なんだろ、笑顔が爽やかすぎて心浄化されそう。
ていうか私のほっぺたはいつ解放されるんでしょうか…。
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24.ふざけてばっかでごめん→←22.まあ、これからもよろしく
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もずく(プロフ) - いなれおさん» まずは返信遅れて申し訳ございません。温かいお言葉ありがとうございます。この通りマイペース亀更新ですが、お時間がある時に少しでも楽しんで頂けると幸いです！ (2021年9月13日 21時) (
レス) id: c26e1e718d (このIDを非表示/違反報告)
いなれお(プロフ) - 初コメ失礼します！マイカちゃん可愛すぎませんか！？こんな最高な作品を考えた主様はきっと神様ですね…！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年11月15日 17時) (レス) id: 2fb9f419a2 (このIDを非表示/違反報告)
もずく(プロフ) - レオンさん» こんな自己満の作品にコメントありがとうございます！励みになります！ただいま多忙で以前より更新出来ていませんが、落ち着いたらまた上げていきたいと思います。今後もよろしくお願いします！ (2020年3月12日 11時) (レス) id: ca7a517b7e (このIDを非表示/違反報告)
レオン - 初コメ失礼します！！めっちゃいいです、マイカー！！ってなりました！（語彙力）更新楽しみにしてます！ (2020年3月11日 10時) (レス) id: e3b363dcc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もずく | 作成日時：2020年2月9日 18時
