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痛い ページ15

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これは、凄いしくじったかもしれない。




髪の毛を引っ張られながら、少し前のことを思い出す。








実弥と合流して数日経った今日。私と実弥は上の人達に頼まれた買い物を済ませて荷物をもって帰路についていた。





実弥とぽつりぽつり会話しながら歩いていると、近くで女の子の悲鳴が聞こえた。





実弥は気づいてなかったらしく、急に止まった私を不思議そうにみている。






実「…A?」





『……ごめん、警察呼んどいて。』






実「は、ちょ、!?」






荷物を実弥に押し付けて、悲鳴が聞こえた方へ走る。






悲鳴が聞こえた路地裏に入って、そっと物陰から様子を伺う。





男数人がなにかごちゃごちゃと言いながら、二人の女の子を殴ったり蹴ったりする音が聞こえる。





__助けに行かなきゃ。





立ち上がって、そっちの方へ向かおうとすると、髪を後ろに引っ張られる。





『…っ……、』





「…なんだお前!ひそひそ聞きやがって…!」






ずるずると引きずられながら、女の子達が居る方へ連れてかれ、男達の前に髪を掴まれたまま出され、冒頭に至る。






本当にこれはしくじった。にやにやと笑いながら、私を品定めするように見られる。気持ち悪いこの上ない。弟の方がまだましだ。






…というか黙って聞いてれば、こっちが女だからって凄いなめてるし、ボロくそ言ってくるし、……






なんだよ、女は道具だから何してもいいって。そのために産まれたわけじゃないんだけど。ていうか髪の毛離して欲しい。お兄様が好きだって言ってくれた髪なんだけど。禿げになったらどうするつもりなんだろうこの人達。






心の中で舌打ちをしながら、反撃できるタイミングを待つ。こっちから手は出せないしなぁ…






今は私が的になってるからいいけど、何とかしないと、女の子達が…なんて考えていると、急に顔を色々な方向から殴られる。






鼻から血が出るのが、頬がヒリヒリするのがわかる。







ボタボタと鼻血を垂らしながら、殴ってきたやつを睨みつける。こいつこっちが抵抗しないからって…、何回も殴るのはないな…






ケラケラと笑う男達を睨んでいると、主犯格らしき男に髪をグッと引っ張られる。






ブチブチと何本か抜ける音がする。地味に痛い。ていうか顔近づけないでほしい、なんて考えながら袖に仕込んである小刀を指でそっと確認しながら、目の前の男を睨んでいた。


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変化→←作者の重要じゃなさそうで重要かもしれない話



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冨岡義勇が大好きな人 - もう更新されないんですか?更新楽しみに待ってます。 (2020年4月25日 15時) (レス) id: eedc890ee9 (このIDを非表示/違反報告)
赤眼のわかめ - はわわ…気にせずゆっくりしてください!心配でお腹が痛いです…実は私も受験生なので凄く心配です。ゆっくり治しつつ、頑張って下さい。 (2019年10月26日 7時) (レス) id: abeb3a86ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ゆっくりでいいですから!!!お大事にして下さい!!!!! (2019年10月21日 23時) (レス) id: 7b1f712423 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:味噌煮 | 作成日時:2019年9月25日 8時

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