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四話 ページ6

「そもそもおかしいと思ったの。あんな呼吸音して!あの娘のなかには悪魔が息づいているんだわ…」


言いたいことを言って、一方的に眠りにつく。

それでも兄は、兄達だけは優しくて、母親の癇癪の後には慰めてくれた。


「A。Aは、俺たちの大切な妹だから。Aを信じるよ」

『ゆう兄ちゃん…うぅ…ありがとう…っ』




晴れ間のないある日。
いつも仕事で忙しそうにしている父親が優しく、散歩へ出かけようと声をかけてきた。

その表情はとても苦しそうで。

もっと小さい頃に兄と父と散歩した道をぐるりと歩き、家に着く頃にはぎゅうと抱きしめられた。

なんて言っていたかは覚えていない。

そのあと母が来て、次は私と散歩よと声をかけられた。

急にどうしたんだろうと不審に思いながらも、母について行った。兄たちは山に登っていて居なかった。

母は知らない方向へとどんどん進み、街へ出て、人力車を捕まえる。さらに遠ざかり、いつもと違う山にたどり着いた。


「A。ここで待っているのよ。動いちゃダメだからね」

『わかった』


数時間、私は律儀に待った。

日が暮れたころだった。私は捨てられたのだと悟ったのは。

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シャンプー(プロフ) - ゆーさんさん» 不快に思われたのなら申し訳ありません。注意書きを付け足しておこうと思います。 (2019年8月9日 12時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーさん(プロフ) - あくまで二次創作ですので、時透母についてはこういう人なのだというような感想を持たないようにお願いします。 (2019年8月8日 17時) (レス) id: 91a8b31b94 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - にこちゃんさん» ありがとうございますー!!!私も時透くん推しです!!じわじわ書き進めておりますのでまったりお待ちくださいませ…!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
にこちゃん - 私、推しが時透君なので嬉しいです!更新待ってます!応援しています!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 5d74a38634 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます!!!時透くんかっこかわいいですよね!頑張ります…!! (2019年7月22日 17時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シャンプー | 作成日時:2019年7月22日 1時

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