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八話 ページ10

それからというもの、柱との遭遇率が上がった。

こういうことを言うのはアレだが、お気に入りは冨岡さんだ。

黙って横にいても何故か気まずくない。

大根をあげたら、何か嬉しそうだった。好感度が高い。




今日も、柱に会った。今日は何柱だろうか。


「あーっ!Aちゃん!会いたかったよー!」


恋柱だ。


『甘露寺さん。お久しぶりです』

「可愛い!キュンキュンする!!」


キャーッ!!といいながら凄い勢いで撫でてくる。この感覚も悪くないと思う。


「あ!そういえばAちゃんってお兄さんいたりする?」


突然のことに目を見開いた。兄の話は、お館様に“あまりに幼い”といわれ呼び出された時に話しただけで、それ以外にはじいにしかしていない。知られる要素は無い。


『どうしたんですか、突然』

「あのね、Aちゃんって苗字、時透でしょ?同じ苗字の小さい子がボロボロになってお館様の御屋敷に運ばれたらしくて、それ私見ちゃって!」

『そうなんですか…』

「歳はAちゃんよりすこし上なのかな?髪が結構長くて、黒髪で…」

『はぁ…』

「雰囲気?がAちゃんに似てた気がしたの!」


そんなことを、言われても。兄だという確証は全くないし、共通点といえば長い黒髪ぐらいだ。長い黒髪の人間なんてどこにでもいるだろう。
しかも雰囲気とは。兄と断定するには不十分すぎる。

それに、兄は二人いる。あの二人は、いざという時お互いを庇い合う仲だ。一人だけなんてことはーー


なくも、ない?


少し嫌な予感がした。


「Aちゃん?大丈夫?顔色…」

『だ、だいじょうぶです。もう少し詳しく聞いてもいいですか?』

「う、うん!あんまり詳しくは分からないんだけどね…」


聞いた話によれば、とある山の麓にある小屋が鬼の襲撃を受けて、そこに住む兄弟の片方が保護されたと。もう片方はもう死んでいたらしい。


『あの…その兄弟は、双子だったりしますか?』

「うーん…そこまではわからない、ごめんね」

『…ありがとうございます。』


胸騒ぎがした。ただ無意味にお館様の御屋敷に行くわけにもいかない。


…無駄に強い柱運を使って、聞きこみ調査をしよう。





ーーーーーーーー
義勇さんにききました
Aちゃんのことをどう思ってる?

「小さい忠犬」

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シャンプー(プロフ) - ゆーさんさん» 不快に思われたのなら申し訳ありません。注意書きを付け足しておこうと思います。 (2019年8月9日 12時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
ゆーさん(プロフ) - あくまで二次創作ですので、時透母についてはこういう人なのだというような感想を持たないようにお願いします。 (2019年8月8日 17時) (レス) id: 91a8b31b94 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - にこちゃんさん» ありがとうございますー!!!私も時透くん推しです!!じわじわ書き進めておりますのでまったりお待ちくださいませ…!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)
にこちゃん - 私、推しが時透君なので嬉しいです!更新待ってます!応援しています!! (2019年7月22日 21時) (レス) id: 5d74a38634 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます!!!時透くんかっこかわいいですよね!頑張ります…!! (2019年7月22日 17時) (レス) id: 2be3b2296e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シャンプー | 作成日時:2019年7月22日 1時

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