【リヴァイ】人類最強の為に生きる少女の、ちょっと大人な恋物語Ⅳ【進撃の巨人】 (ページ8)

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Episode.158 戻れないページ8

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そういうと、フロックは言葉に詰まり、ぐっと拳を握りその場を後にした。

アルミンは物凄く自分を責めているようだったけど、もうそんなことをしたってどうしようもないことはどうしようもないのだ。

過去に戻れる術があるなら、私だって、兵長だって、みんな戻りたいに決まってる。

でも、今はもう…進むしかないのだから…仕方がないじゃないか。

「…まあ、ずいぶんとてめぇは同期の前では大人びてるようだな」

「え、そうですか…？」

「それは元々の性格か？それとも…大人共に囲まれて過ごしてたせいか」

「ん－…わりと、元々こういう性格だった気がします」

「…なら、俺の前では猫をかぶってると」

「え…かぶってますか？」

「いや、全く」

「えぇ…？」

「…わかってる、甘えてるだけなんだろ」

その言葉に思わず笑みがこぼれ、先に歩く兵長の後を追う。

「やっと伝わりましたか？」

「…まあな」

「兵長鈍いなぁ～」

「うるせぇよ」

その後、無事ヒストリアから勲章を受け取り、しばらくの間はようやく…ゆっくりとした余暇を貰うことになった。