【リヴァイ】人類最強の為に生きる少女の、ちょっと大人な恋物語Ⅳ【進撃の巨人】 (ページ49)

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Episode.199 ピークページ49

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side：Levi

「…やっぱり、気味悪がってんじゃねぇか」

マーレから与えられた仕事部屋で、窓越しに空に吐き捨てるように呟く。

「…兵長？」

「……なんでもねぇ」

今は…まあ、仕事と言っていい物かは知らねぇが、とりあえずパラディ島の代表？

的な立ち位置を任されており、上層部との円滑なやり取りの為に、ピークが一時的に俺の補佐として着いた。

…あいつを、教育すれば…これくらいのことなら。

と、結局あいつのことが頭から離れない時点で…俺はどうやらとことんあいつに惚れ切っているらしい。

「最近…浮かないですね」

「お前は知らねぇと思うが、俺は元々こういう性格だ」

「５年も付き合ってたら、まあ、色々ありますよね」

「年月の問題じゃねぇと思うが…」

「兵長…試しに、私としてみませんか？」

そういうと、ピークは急に距離を詰め、机越しの俺に口を寄せ――

瞬間、俺はピークの口をおもむろに掴み、そのまま、無意識のうちに…

ピークを突き飛ばしていた。

それは、自分が想像していた以上の力だったようで、ピークはその場に尻餅をついた。

「…一応、私も女の子なんですが」

「まあ…そりゃ悪かったな」

「…そんなに一途だとは、まあ…気付いてはいましたけど」

「なら期待をされても困る」

「隙を見せる兵長が悪いんです」

「…そうかよ」

隙…そんなあったか？

まあ、今日は…昨日のこともあって、わりと…そのことで頭はいっぱいだが…

一応、アニの家じゃ難だと…我慢してたわけだが…あいつにはそれが伝わってなかったらしい。

…伝わって、いたとしても…拒まれた事実に変わりはないわけで…

俺も…さすがに、最近…顔を見せなさすぎたかもしれねぇが…見せたくねぇもんは見せたくねぇし…実際昨日だって…

お前が、そういう人の顔どうこうで判断するようなやつじゃねぇとはわかっていながらも…俺は

やはり、てめぇみたいな美人な若者には…俺よりいいやつがいるんじゃねぇかとか、んな女々しい想像ばかりしちまう…

実際ここにはまあ、見かけだけかもしれねぇが…良さそうな若い男が沢山いるように見える。

そういうヤツの方が、お前には…お似合いだと…