【リヴァイ】人類最強の為に生きる少女の、ちょっと大人な恋物語Ⅳ【進撃の巨人】 (ページ48)

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Episode.198 硬いもの※微ピンクページ48

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※若干ピンク表現あるので、苦手な方は念のためスキップ推奨です。

「おまたせしました」

「ん」

そういって兵長は私から目を背ける。

…アニの家だから遠慮していた、という線は…今ので完全になくなった。

だとしたら…なんで。

いや多分、劣等感が積み重なってそうなってるんだろうけど…そんな、もうどうにもならないことで劣等感を抱えられたところで…

そう思いながらベッドへもぐりこむ。

兵長は今日も私を背後から抱きしめ――

たしかに、抱きしめている。

抱きしめているのだが…それは、いつもと少し違って…

腰に、硬いものが、当たってる気がした。

そ、れは…きっと、そのままの意味で…いやでも、今日は…私の、心の準備が…出来て、なくて…

え、でも…久々だし…いやいや…でも、今日下着とか…普通の着けてきちゃったし…

なにも、今日からここで住むわけで…それなら…今日焦ってすることも…きっとないわけで

兵長は、腰を軽く擦り付け、私の反応を待っているようだった。

「へ、い…ちょう」

「ん」

「…今日は、その……」

「…そうか」

心苦しいが…今日はまだ、その勇気が…出そうもなかった。

兵長は軽く腰を離して、何度か身じろいでからいつも通り私を背後から抱きしめ直す。

悪いことしたかなぁ…でも、ううん、ちゃんと準備してからの方が絶対いいよ。

まだまだ時間はある訳で、何もそう急ぐ必要はない…はずだ。