【リヴァイ】人類最強の為に生きる少女の、ちょっと大人な恋物語Ⅳ【進撃の巨人】 (ページ43)

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Episode.193 移住ページ43

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※ここからは完全オリジナルルートです。
ちょっと長めのエピローグだと思って頂けると…！

side：Main

それから、私たちはマーレへ受け入れられることになった…

と、言うよりも、完全にパラディ島とは敵対関係になっており、パラディ島への帰還は叶わなかった。

が

別に、もう思い残すことがある訳でも、置いてきた荷物がある訳でもない。

文字通り心機一転。

私はこの土地で暮らすことを選んだ。

それは、兵長も同じだったようで…

今でも、私たちはパラディ島といた時と同じように、同じ家の部屋

…というか、ここはアニの家…な、わけだけど。

そう、一応ここへ住むと決定はしたものの、まだ住む家はなくて、借り暮らし状態というやつだ。

なにやらピークちゃんやライナーが上層部に口を利いてくれると言っていたが…やはりそう簡単には行かないらしい。

今はとりあえず借り暮らしということで、アニの家を徹底的に掃除している最中だ。

兵長は…まあ、前線は退いたものの…というか、今となっては前線もなにもないんだけど。

パラディ島代表の大人として政府？っていうのかな？

まあ、お役所仕事的なものに借り出されることも多く、今日もまだ帰っていない。

ガチャリと扉が開く。

そこにいたのはアニとアルミンだった。

「おかえり～」

「た、だ…いま、って…何？何で掃除なんかしてるわけ」

「え、お世話になってるし…やれることはやろうかなぁと…？」

「別にうち…そんなに汚くないよね？」

「うん、でもより綺麗な方がいいかなって」

「こんな落ち着かないくらい綺麗にされてもね…」

「いや、まあ…Aは兵長の元に長くいたから…実は兵長潔癖症で」

「…そう、まあ勝手にしてくれていいけど」

「りょうかーい」

「兵長は？まだかかる感じ？」

「どうだろう…一応一緒に帰るか声を掛けたんだけど…断られちゃって」

「じゃあ、まあ…時期に帰ってくるのかな？」

「じゃない？会議は終わってるしね」

「わかった～」

まあ、どうせ…家の下見にでも行ってるのだろう。

そういうものこそ一緒に連れて行ってもらいたいものだが、兵長は…なんだか

こちらに住むようになってから…私を外に連れ出すのを嫌がる。

…あの、怪我の時の話は、怪我で参ってただけだと思ってたんだけど…もしかしたら…本気？

なのかもしれない。