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Episode.192 生きる ページ42
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side：Levi
ああ…生きるさ。
お前がそう望むなら、とことん生きてやる。
そしてあの世で、落ち合おうじゃねぇか…皆と、お前と…
ああ、そういや…最期まで、名前…呼ばれなかったな
その後、エレンの首を落とした後、巨人化した人間、そしてその巨人化の能力ごと、てめぇは持ち去って死んでいった。
俺は…不覚にも生き残っちまったわけだが…それは
きっと…あいつも
お前らの捧げた心臓の意味は…これらしい
俺は、静かに心臓に手を当てた。
遠くから、あいつの声が聞こえる。
結構な距離があっただろうに、巨人化した間ってのは記憶がなくなるもんじゃねぇのか？
まあ、それは…俺のただの推測だが…
俺は静かに右手を上げる。
足音が近づき、止まる。
「兵長！」
「…信じてた」
そういうと、笑顔を浮かべて、Aが胸に飛び込んできた。
正直傷が痛むが、それは生きてる証として今は受け取っておくこととしよう…
こいつが生きてて、俺が生きてて…本当に、よかった――
Episode.193 移住→←Episode.191 生きて
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作者名：妄想侍 | 作成日時：2023年10月5日 16時
