Episode.155 力強い手※微ピンク？ ページ5
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※個人の裁量程度のピンク要素です。
苦手な方は念のためスキップ推奨です。
「ま、まだ…私は兵長のお傍で戦いたいのですが…」
「散々足手まといだのなんだのほざいてたヤツの言うセリフだとは到底思えないんだがな」
「いや…だって、身重の状態では前線にすら行けないんですよ？」
「これからの前線が…壁のすぐそばとは…限らなくないですか？」
「まあ、それは…たしかにそうか」
兵長は背後から私の肩に顔をうずめ、太ももをゆっくりと撫でている。
「…こんな細ぇ身体のどこから、あんな強い意志が出てくる？」
「ええ、そこは力とかじゃなくてですか…？」
「力は…弱ぇだろ、お前」
「そりゃ、兵長程強くはないですが…」
「ミカサよりもハンジよりも弱いだろ、あとサシャ」
「あ、あの辺が化け物なだけですよ…あ、ほらヒストリアよりは強いですよ」
「あいつは嫌でも守られるから関係ねぇだろ」
「いや…そんなに弱くは…ない、と…思いますけど」
「なら…この手、どけてみろ」
そういった兵長は私の太ももをおもむろに掴んだ。
掴めちゃうくらいなの…？
と、少しショックを受けた。
いやさすがに一周はしてないけど…けど！
とりあえず、手で剥がそうとしてみる。
無理だった。
身体ごと抵抗してみる。
無理だった。
むしろ、ベッドに押し付けられた状態から、一ミリたりとも動けなかった。
「よ…弱くてもここまで生きてきましたし！」
「最初から言ってると思うがもっと筋肉を付けろ」
「や…でも私、わりと戦ってますよね…？ なんで筋肉付かないんですか？」
「まあ、脂肪がなかったらつかねぇだろ」
「…どうせ脂肪がつくなら胸に付けたいので」
「まだ言ってんのか…」
そういうと、兵長はおもむろに私の胸に両手を伸ばした。
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作者名：妄想侍 | 作成日時：2023年10月5日 16時
