【リヴァイ】人類最強の為に生きる少女の、ちょっと大人な恋物語Ⅳ【進撃の巨人】 (ページ39)

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Episode.189 ネガティブ兵長ページ39

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……な

にを、言ってるんだこの人…

兵長、病気にならなさ過ぎてそういう人としての感覚とかおいてきちゃったのかな？

まるで…

５年前と立場が逆転してるじゃないか…！

私はまだガキという肩書きに甘えてたけど、おっさんのそれは、正直哀愁が半端ないですよ！

というか…

「そうしたら、兵長…１人になっちゃうんですよ？いいんですか？」

「問題ない、お前との５年間で大分思い出は出来た。とりあえず老後はこれでしのぐ」

「寂しいこと言わないでくださいよ！」

「と、いうか！私もまだそこにいたいのですが…！」

「…まあ、そうも言ってられねぇ日がくるだろうからな、先に言っただけだ」

「来ないですし！何勝手にお別れムードに浸ってるんですか！」

「お前は…十分魅力的になった。きっといい男が見つかる」

「〰〰もう！」

私は兵長の唇に思い切りキスをした。

きっと痛いでしょうね、知ったことじゃないですけど

「…お前、せめて拭いてからにしろよ」

「知りませんよ、ネガティブな兵長が悪いんです！」

そういって洗面器からタオルを取り出し、兵長の顔を拭く。

兵長の傷は汚くなくとも、私の口から雑菌が移っても嫌だし…

いや、もう炎症でもなんでも起こして後悔すればいい。

そうなって、綺麗に傷がくっつかないとしても、今よりも酷い傷が出来たとしても、私は兵長の傍にいるだろう。

それだけは、絶対…揺るがない事実だった――

その日は、嫌がる兵長を他所に、私は無理やりベッドへもぐりこみ、兵長の隣で眠りについた。