【リヴァイ】人類最強の為に生きる少女の、ちょっと大人な恋物語Ⅳ【進撃の巨人】 (ページ35)

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Episode.185 顔の傷ページ35

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一通り作戦を聞いたのちに、私は兵長が休んでいる部屋へと向かった。

部屋へ入ると、兵長はもう既に寝ているようだった。

そういえば、この状態になってからの兵長は…わりとずっと寝ている気がする。

その分、早く回復することを祈りつつ、頬にキスを落とす。

「…目覚めのキスってのは、口にするもんだと思うがな」

「いや、兵長の口は物理的に無理です」

「さすがに包帯は汚ぇか」

「いや、そっちの物理じゃなくてですね…」

「というか包帯越しにしたらしたで、頬にしろって言いませんか？」

「…まあ、言うかもしれねぇが…」

「言うんですね…」

私はハンジさんから受け取った包帯やらガーゼやらを布団へ置き、水を張った洗面器を側に置いた。

「…待て、てめぇがやるのか？」

「え…っ！だ、ダメ…でしょうか？」

ちょっとだけ傷ついた…

「…あんま、見せたくねぇんだがな。見て気持ちいいもんじゃねぇだろうし」

「見てないのでわかりませんが…私団長の止血もしてますし…そういうの、結構慣れてますよ？」

「…それは、そうなんだろうが…好きなヤツに気味悪がられるってのも…正直」

「いや、思いませんし…なんですかいきなり…」

「…まあ、この世界がどうなるかは知らねぇが…もし生き残ったとして、てめぇの任務はどうなるんだと、気になっただけだ」

「任務…ですか？」