Episode.154 痣※微ピンク？ ページ4
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※ちょっとだけ際どい表現あります。
苦手な方は念のためスキップ推奨です。
「…てめぇが、死にに行く覚悟だってくらい、俺にだってわかってた」
「そこにエルヴィンの意志があろうがなかろうが、てめぇは生きて今ここにいる、違うのか」
「ち、がくない…です」
「なら、それでいいんだよ…俺は…それだけで、いい」
そう言って、兵長は力強く私を抱きしめた。
それは、さっきよりは弱いものの、いつもよりは強くて…今日は兵長をとことん甘やかしてあげないとな…と、そう思った。
「兵長、甘えていいですよ」
「…ずっと甘えてるだろ」
「いや、もっと…！ 甘えていいですよ！」
「…悪いが、とてもそういう気は起きねぇんだが」
「いや、まあ…それならいいんですけど…気、使ってたらアレかなぁと…」
「ただ…まあ、これが…夢かどうかは…確かめねぇとな」
そういうと、兵長は私のシャツに手を掛けて、首にキスをした。
本当に触れるだけのキス…と、思いきや
ヂュッという音と共に、首にチクッとした痛みが走った。
「…？」
顔を上げるが、兵長はもうこっちの様子なんてお構いなしに、そのまま、ゆっくり服に手を掛けて首に、肩に、鎖骨に…ただ、触れるだけのキスをしてから、チクッとしたキスを繰り返し。
それが、足の先まで続いた。
いつの間にか下着姿にされて、見える範囲のチクッとしたキスのところは、なんだか赤い痣のようなものが出来ていた。
これが…いわゆるキスマークというもの、なのだろうか…？
そんなことを思いながら、兵長に身を任せる。
兵長に手を引かれ、次は背中にキスをされた。
「…もう、どこにも行くんじゃねぇぞ」
「は、はい…」
「俺の傍にいるんだよな」
「い、ます…よっ」
「…次、そういうことをしたら…今度は、何をしてでも引き止める」
「てめぇの足の腱を切ってでもな」
「こ、わいこと言わないでください！！」
「…まあ、それか…どう、足掻いても逃げらんねぇようにする…か」
そう言って兵長は、背後から私のお腹…の下の方に手を這わせた。
それは、つまり…そういうことで。
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作者名：妄想侍 | 作成日時：2023年10月5日 16時
