【リヴァイ】人類最強の為に生きる少女の、ちょっと大人な恋物語Ⅳ【進撃の巨人】 (ページ29)

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Episode.179 再会はいつもページ29

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side：Levi

話し声、それから…近くに気配を感じた。

うっすらと目を開け…

思わず――

「う、わぁあ！！」

悲鳴を上げる身体。

いや、それはこいつもか。

そいつの顔を見るが早いか、俺のぐちゃぐちゃになった身体は思わず荷車を倒し、そのまま、Aを押し倒す勢い…どころか、思い切り押し倒してしまった。

ギリギリ…Aの頭に手を回し、衝突は避けたものの。

俺の身体の方がまずいことになりそうだ…

「リヴァーーイ！！」

「貴方って人は何を考えてるんだ！！」

「そんないきなり動いたら傷が開くどころの話じゃないんだぞ！！」

「…………」

…知ったことか

どうせもう、この身体は思い通りには動かねぇよ。

その寿命が何年縮もうが俺には関係ねぇんだ。

こんな生い先みじけぇとわかってる状態で、大事なもんに手を伸ばさねぇ方がよっぽど悔いが残るだろ

「ちょ、兵長…相変わらず危なっかしいですね…ほんとに」

「…残念なことに、俺はここから動けない、お前がどうにかしろ」

「無茶なこと言わないでください、私だってまだ回復途中なんですよ」

「…傷があったなら謝る、が、今は自力で退けそうもねぇ」

「自力で退けないなら無茶なことしないでくださいよ…」