Episode.147 夢 ページ47
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次の日、作戦が決行された。
まずはウォールマリアをエレンの硬質化で塞ぎ、目的地のシガンシナ区へ向かう。
読み通り、壁の向こうには獣の巨人の姿があり、きっと、壁内には…鎧と超大型が潜んでいる。
リヴァイ班は壁を調査するようにと指示が出たが、私と兵長だけが呼び止められ、壁外へ駆り出された。
「俺に…馬の番をしろと？」
兵長は不服そうだ。
そりゃそうだ。
きっと、団長にはいつも通り何かが見えている。
そう…思っていた。
瞬間、大きな衝撃と共に至る所へ散らばる石の破片。
噂には聞いていたが、あの獣の巨人はやはり…投石を行ってくるらしい。
そして、真っ先に狙われたのは壁内へ通じる扉の部分だった。
退路を完全に塞がれた。
これでは馬を向こうへ連れていけないし、馬がなければ本部へは愚か、ウォールローゼにすら帰還は叶わないだろう。
「総員建物へ身を隠せ！！ 獣の投石を出来るだけ避けろ！！」
言われた通りに建物の裏へ隠れる…が、これは一時的なものでしかなく、今でもなお巨人の投石がやむ気配はない。
馬は、どんどん減っていく。その次に兵士が…そして、建物までもが…
兵長が団長へ意見を仰ぐが、団長は…心ここにあらずな状態で…
「兵長どうしましょうか」
「俺が囮になればこいつらが避難する時間くらいは稼げるとは思うが…」
「だとしたら、私もお供します…」
「馬鹿なこと言ってんじゃねぇ」
「ああ、それは…出来ない」
そういった団長は、作戦の提示をし、その後…ポツリポツリと心境を吐露した。
団長の長年の夢は、エレンの家の地下室へあるという。
団長はそれを見たいと。
この目で見届けたいと言った。
兵長は団長の前に膝をつき言う。
「夢を諦めて死んでくれ」
それは、兵長なりの…最後の励ましだったのかもしれない。
獣の巨人は俺が仕留める、そう宣言した兵長を見た団長は、薄く微笑み…作戦は決行されることとなった。
私は…悩んでいた。
兵長の為に生きなくてはいけない、けど…一緒に獣へ立ち向かったところで足手まといにしかならない。
一人、この場に残って逃げる？
そんなこと…できるわけなくて
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妄想侍(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！本日更新のお話を読んで頂けますと幸いです…！引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります！ (10月4日 17時) (
レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 夢主（主人公）は死なずに生きてますでしょうか？ (10月4日 6時) (レス) @page48 id: 98daa3d62c (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます！最近更新時間まばらですみません汗。一応ラストまで構想は出来てるので、最後まで更新頑張ります〜！ (10月3日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新してくださったのですね！ありがとうございます、、嬉しいばかりです。私この作品が大好きなので更新これからもよろしくおねがいします (10月2日 22時) (レス) @page47 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！わ〜すごく励みになります…！今後も更新頑張ります！ (9月20日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想侍 | 作成日時：2023年9月2日 16時
