Episode.141 役得 ページ41
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「まあ、そうか…だから、エルヴィンの意思が簡単に通ったのか」
「ああ、私を調査兵団に…の話ですか？ たしかにあの時の配慮は団長と繋がってないと出来ないですね」
「配慮？」
「調査兵団に入るなら、上位10名からは排除してほしいって団長に掛け合ったんです。本来は憲兵団に入りたい方の枠なので、私が取っても意味ないなぁと」
「…なんつーか、こう…手当的なもんは付いたんじゃねぇか…？」
「そうなんですかね…？ でも、兵長を救う任務で十分に手当ては付いてるので」
「…そう、だったな」
そうか、それは一応任務になるから…他の兵士よりは貰ってることになるのか…まあ、背負ってるもんの大きさがちげぇって話だが…
まあ、こいつのことだから、金どうこうで動きはしねぇんだろうな…たしかに、前回も食いつきが悪かったのは…そういうことか
裏がある…と、疑われても無理はねぇな…
そんな考えを他所に、Aは微笑みながら顔を摺り寄せてくる。
こんなにべったりなのは…珍しい。
「任務っていう名目て、兵長とずっと一緒にいれるの…すごい役得ですよね」
「お気楽かよ」
「実際そうですもん、今だってこれ一応出張なんですよね？ でもずっと一緒にいれてるじゃないですか」
「…まあな」
Aはこっちの気もお構いなしに身体を摺り寄せてくるが…俺だって、さすがに我慢の限界というものもあって…
いや、でも…な。んなことがあって、んな話を聞いて…そのあとに求めちまうってのも…なんというか
まあ、我慢する日も…必要―――
「…兵長、なんもしてくれない」
「…は？」
「こういう話をしたら、普通慰めてくれるものでしょ、男性なんだから！」
「いや、こういう話の後だからだろ…」
「これからは俺がいるからなとか、俺に嫁げばいいとか、なんかないんですか」
「俺はそんなくせぇ男か…？」
「まあ別に…兵長がしてくれないならいいです、私がします」
そういうと、Aはゆっくり起き上がると、おもむろに俺のネクタイに手をかけ、ほどく。
シャツのボタンに手を掛けて、たどたどしく外し、慣れない手つきで人の身体をまさぐる。
それに、身を任せる程…俺の我慢が効くわけもなく…スルッとAの服に手を掛けた
Episode.142 俺だけが知ってる※ピンク注意→←Episode.140 口減らし
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妄想侍(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！本日更新のお話を読んで頂けますと幸いです…！引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります！ (10月4日 17時) (
レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 夢主（主人公）は死なずに生きてますでしょうか？ (10月4日 6時) (レス) @page48 id: 98daa3d62c (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます！最近更新時間まばらですみません汗。一応ラストまで構想は出来てるので、最後まで更新頑張ります〜！ (10月3日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新してくださったのですね！ありがとうございます、、嬉しいばかりです。私この作品が大好きなので更新これからもよろしくおねがいします (10月2日 22時) (レス) @page47 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！わ〜すごく励みになります…！今後も更新頑張ります！ (9月20日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想侍 | 作成日時：2023年9月2日 16時
