Episode.134 ロザリナ ページ34
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とか、何とか言っていたけど…どちらかというと、兵長の方が…
モテていないだろうか…？
いや…内地に知り合いはいても当然なわけど…さっきから結構、眩しい視線が兵長へ向かって飛んでる気がする。
最近の調査兵団は、一時期はかなり低迷したものの、結構いい評判になっているとも聞くし。
30代、独身、身長はさておき顔も整ってる方で、人類最強…普通に優良物件というものなのでは…ないだろうか。
そうだよね、兵長…普通に生きてたらそろそろ結婚してもおかしくない年齢なんだ…
調査兵団内で結婚とか…訓練兵の時は聞いたことあったけど、実際にしてる人は見たことなくて…
まあ、あの戦場を共に戦った仲間にそういう感情を抱いてしまうと…
色々と、支障があるのも…わからなくはないけど。
明日、生きてるかもわからない状態で、愛だの恋だの…
そんな暇はもちろん、普通だったらないわけで…
それはきっと、兵長が死ぬ…確率が低いから成り立ってるだけ。
そうだよ、だったら内地で平和に暮らしてる女性との遠距離恋愛とかだって可能なわけで…
いや、兵長が遠距離向いてるとは到底思えないんだけど…
ああ〜〜ダメだ、また変なこと考えてるよ、私…
「あれ、君は…ロザリナ」
「え？」
振り返ると、そこそこ年の行った男性が驚いた顔をしてこちらを見ていた。
あ、この人…知ってる。
「いや、失敬…彼女はもう…」
「あ、えっと…お久しぶり、です」
「ああ、まさか君が…こんなに美しい女性になるとは、まあ、想像はしていたが…見違えたね」
「…知り合いか？」
兵長が軽く腕を引く。
「えっと、この方は…」
「いやぁ、こんな美人になるのなら、もう少し沢山積めばよかったねぇ…どうだい、私の息子に挨拶でもしていかないか？」
「…積む？ とは？」
「ははは、知っているくせに…欲張りなお嬢さんだ」
「あの頃躍起になって君の家に金品を貢いでいただろう、あれは…ロザリナと君の身柄を確保する、いわば戦争だったのだよ」
「…母に、求婚なされていたことは…知っています、が」
「ロザリナも…あの時、大人しく内地へ来ていれば…あんなことには…それに、君だって」
男性の手が伸びてくる
瞬間
兵長の手がそれを阻止する。
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妄想侍(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！本日更新のお話を読んで頂けますと幸いです…！引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります！ (10月4日 17時) (
レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 夢主（主人公）は死なずに生きてますでしょうか？ (10月4日 6時) (レス) @page48 id: 98daa3d62c (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます！最近更新時間まばらですみません汗。一応ラストまで構想は出来てるので、最後まで更新頑張ります〜！ (10月3日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新してくださったのですね！ありがとうございます、、嬉しいばかりです。私この作品が大好きなので更新これからもよろしくおねがいします (10月2日 22時) (レス) @page47 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！わ〜すごく励みになります…！今後も更新頑張ります！ (9月20日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想侍 | 作成日時：2023年9月2日 16時
