Episode.132 口から出た言葉 ページ32
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side:Levi
「お、またせしました…」
ひょこっとバスルームから顔を覗かせるA。
服はまだ見えない。
が、出てきたってことは無事に着れたんだろう。
「あの…ど、うですかね…」
そういって出てきた彼女の姿は、圧巻だった。
薄紫の生地に、金の装飾が控え目に施されたそれは、彼女のその“素材”を活かすには十分だった。
…似合うだろうと買ってきたわけだが…この姿を貴族共に見せるのは、正直…惜しい。
…と、言ってる場合でもねぇわけだが。
「似合ってる」
「ほ、ほんとですか…！」
「…綺麗だな」
思わず口にした言葉により、Aの顔が赤くなっていく。
俺だってそんなことを言うつもりはなかったが…本当に勝手に出ちまった。
にしても…こいつは、本当に…こうしていると、ただの女で…それは、戦場にいても、本部にいても、そうで…
言ってしまえば、こいつに似合う場所は、きっと内地や…認めたくはねぇが貴族共の元…なんだろうな。
そう、自然と思っちまうくらいに、こいつの容姿は…目を引くものがある。
あの時、エルヴィンが言った通り、お前は…内地で平和に暮らしてた方が…きっとよかったんだろうな。
内地にだって、きっと変な癖を持ってねぇ聖人君主みてぇなやつだって探せばいるだろ。
それは、きっとお前になら探せる気がする…探してほしくはねぇが…でも。
こいつを戦場に連れて行っていいものか…と、こいつを見るたび毎度のこと…決意が揺らぐのだ。
「兵長も、スーツ…お似合いですね」
「この間の私服と大して変わらねぇと思うが…」
「いや、でもネクタイしてるの初めて見ました！ あとベストも！」
「…それは、まあ、そうかもな」
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妄想侍(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！本日更新のお話を読んで頂けますと幸いです…！引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります！ (10月4日 17時) (
レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 夢主（主人公）は死なずに生きてますでしょうか？ (10月4日 6時) (レス) @page48 id: 98daa3d62c (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます！最近更新時間まばらですみません汗。一応ラストまで構想は出来てるので、最後まで更新頑張ります〜！ (10月3日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新してくださったのですね！ありがとうございます、、嬉しいばかりです。私この作品が大好きなので更新これからもよろしくおねがいします (10月2日 22時) (レス) @page47 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！わ〜すごく励みになります…！今後も更新頑張ります！ (9月20日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想侍 | 作成日時：2023年9月2日 16時
