Episode.126 本音 ページ26
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「じゃあ、また…」
「………っちが！」
「兵長…っ！」
思わず、兵長の背中に抱き着いた。
いつもなら、そのまま受け止めてくれるはずの兵長の身体は、いとも簡単に崩れ落ちて…
そのまま、床に座り込んだ
「…あぶねぇことすんじゃねぇよ、こっちは今色々なもんが抜けてんだ」
「だ…って！ 兵長勝手に勘違いしてるから！」
「勘違いも何も、お前今泣いてただろ…」
「わ、別れたいと思ってるなら、泣かないですよ！」
「……………」
「なんかもう…なんていうか…兵長の勘…意味わからな過ぎて…」
「…あの切り出し方は大体別れ話の時のもんだろ」
「し、したことないくせに！」
「……ハンジも、そう察してたが」
「ちょ、話したんですか！？ 私我慢してたのに！？」
「何を我慢してたのか知らねぇが、今日までは何も言ってねぇよ…」
「…さすがに、ぼやきの一つくらい、出るだろ」
「だって、今回は私の問題だって…説明したじゃないですか…」
「それとこれと何の関係があるんだよ」
「…だって、他の人に相談したら、俺には言わねぇくせにってまた言うでしょう…」
「…………」
「ほら、言うって顔してるじゃないですか！」
「…まあ、んなにため込んだ問題なら…俺に話せとは、言うかも…しれねぇが…」
「だし、お前の悩みなのに他人に聞くんじゃねぇとかも言うでしょ」
「………そこまで、鬼じゃねぇと……思う、が…まあ、言うかもな」
「〰〰だから、1人で必死に悩んでたんじゃないですか」
「…だが、悩ませたのは俺なんじゃねぇのか？」
「………」
「いつから悩んでた？ 少なくとも俺が気づいた時には、もうかなり煮詰まってた状態だったんだろ
」
そんな事言われたら、止まらなくなる。
もう、いっそのこと―――
「…兵長が、色々な人と…接するのを見て、何で私なんだろうとか、こういう人が好きなんだろうなとか、兵長が気に入ってる人の共通点とか、それに自分が当てはまってるのかとか…
「はじめて、美味しいものを食べた後は、他のものを試してみたくなるんじゃないかとか、それってもう…私いらないんじゃないかなとか…」
「兵長の世界が広がって、嬉しいはずなのに…どんどん不安だけが増えていって」
「そんな自分がどんどん嫌いになっていって、でもそれってつまり…私が自分に自信がないからで…」
「兵長は自信がない人は、あまり好みじゃないって…わかってて…だから」
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妄想侍(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！本日更新のお話を読んで頂けますと幸いです…！引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります！ (10月4日 17時) (
レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 夢主（主人公）は死なずに生きてますでしょうか？ (10月4日 6時) (レス) @page48 id: 98daa3d62c (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます！最近更新時間まばらですみません汗。一応ラストまで構想は出来てるので、最後まで更新頑張ります〜！ (10月3日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新してくださったのですね！ありがとうございます、、嬉しいばかりです。私この作品が大好きなので更新これからもよろしくおねがいします (10月2日 22時) (レス) @page47 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！わ〜すごく励みになります…！今後も更新頑張ります！ (9月20日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想侍 | 作成日時：2023年9月2日 16時
