Episode.112 兵長の好み ページ12
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それから数日、エレンの実験を何度か行った後に隠れ家は王政に見つかってしまった。
エルヴィン団長の指示でギリギリのところで逃げ切れたものの、今では壁の中は敵ばかりといった状態らしい。
その後、兵長も無事に前線へ復帰し、ジャンとアルミンの囮作戦の末にリーブス協会との締結が交わされた。
その間にも、中央憲兵に殺されたニック司祭を拷問したとされるギャレスを捕まえ、兵長とハンジさんは拷問を始めた。
今、壁の中は恐ろしい地獄絵図と化してしまっているのかもしれない。
その後、エルヴィン団長の話によると、ヒストリアはこの国の王女…ということが判明した。
兵長はヒストリアの胸元を掴み上げ、王女の任をやるのかと問い詰めた。
圧に負けたヒストリアは大きく『やります』と宣言していた。
…まあ、たしかに、それしか選択肢は…ないと思う。
「兵長、伝令です」
「ああ…ニファ、夜通しご苦労だったな」
「い、いえ！」
あ、兵長が久々に後輩に目を掛けてる…ペトラさん以来だ…珍しい。
なんとなく、一緒にいて気づいたことがあった。
兵長は情に弱いこととか、頑張ってる人が好きそうとか、一生懸命な人が好みなんだろうなぁとか。
そういう、客観的な目線を持ち始めると、毎回思うのだ…それなら、なぜ…私なのかと。
いや、ダメダメ…自信なくしちゃダメ…！
そういう人、兵長は嫌いそうだってのも気づいてたし、ほんと…いつ愛想尽かされてもおかしくないんだから…
…もし、愛想を尽かされたら、私は…どうしたらいいんだろう。
兵長が私のことを必要ない、違う人が出来たって、もしそう言ったら…私のこの任務は呆気なく終わるわけで…
まあ、そうしたら…普通に104期のところに戻る…いや、戻れないじゃん
今の104期ってほぼリヴァイ班みたいなものだし…そうしたら、ハンジさんの班に入るとか…団長の提案通り団長の傍につくとか…？
いや、考えたところでどうにもならないのはわかってるんだけどね…わかってても
この世界での恋愛というものは、私が思っている以上に難しいものらしい。
深いため息を吐く。
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妄想侍(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます！本日更新のお話を読んで頂けますと幸いです…！引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります！ (10月4日 17時) (
レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 夢主（主人公）は死なずに生きてますでしょうか？ (10月4日 6時) (レス) @page48 id: 98daa3d62c (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - ああさん» コメントありがとうございます！最近更新時間まばらですみません汗。一応ラストまで構想は出来てるので、最後まで更新頑張ります〜！ (10月3日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 更新してくださったのですね！ありがとうございます、、嬉しいばかりです。私この作品が大好きなので更新これからもよろしくおねがいします (10月2日 22時) (レス) @page47 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
妄想侍(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！わ〜すごく励みになります…！今後も更新頑張ります！ (9月20日 17時) (レス) id: 04ac1c6370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妄想侍 | 作成日時：2023年9月2日 16時
