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慰めてほしい!【沖田総悟】 ページ6

作「3zでーす。若干土ミツ入るので、苦手な人は、回避お願いします」



振られた。

2年間思っていた、土方君に。



土「俺、好きなやつがいる」



わかってたよ。

土方君が、ミツバちゃんのことを好きなことくらい。






土方君が去ってしまった後も、私は教室に残っていた。

窓際にある、土方君の席。

貴「最後くらい、いいよね。」

椅子を引いて、ゆっくりとそこに座った。






どのくらい、そうしていたのだろうか。

気がつけば、外は茜色に染まっていた。



ガラッ

ドアが急に開いた音に、ビクッとしてしまう。

沖「あり、A?」

見ると、土方君と仲が良く、私にも何かとちょっかいをかけてくる、沖田総悟の姿があった。

沖「こんな時間まで、何して……」

そう言いかけた沖田の端整な顔が歪む。

沖「お前、なんで、泣いているんでィ?」

貴「えっ?」

慌てて頬を触ると、濡れていた。

私、泣いてたんだ。

と気付くのと同時に、私は体だけ向きを変えて、沖田に背を向けた。

これ以上、泣き顔を見られたくない。

弱みを握られたくない。

しかし、沖田は気付いてしまった。

沖「しかも、そこ、土方の席じゃねーか」

ああ、終わった。



私が黙っていると、足音がこっちに近付いてきた。

このドSに、何をされるのだろうか。

そう身構えていると、椅子を引く音がした。

そして、



トン



背中に、温もりが触れる。



沖「しばらくこうしててやるから、好きなだけ泣けばいい」



沖田が背中を合わせてくれたことに気付くまで、少し時間がかかった。

そして、気づいたら、

貴「う、うう、うぇええーん、うわーーーん」

子供みたいに、泣きじゃくっていた。

貴「うっ、土方君が、うっ、大好きだったっ!
ミツバちゃんを思っているのがわかっても、ううっ、諦め切れなかったーーーっ!」

土方君への気持ちが溢れ出してきて止まらなかった。

沖田は、ただ何も言わずに、背中を合わせてくれていた。





帰り道、前を歩く沖田に問いかける。

貴「なんで、こんなに優しいの?」

ドSの沖田のことだから、絶対ただでは済まないな、と思っていたのに。

少しの沈黙の後、返って来たのは意外な答え。

沖「俺も同じなんでィ。好きなやつに好きな人がいるってわかっていても、諦め切れないのが」

へー、好きな人いるんだ。

少し胸がズキッとしたのは気のせいにして、笑顔で言った。

貴「ありがとう」

何も言わない彼の頬が少し赤くなった気がするのは、私の願望だろうか。



新しい恋が始まるのは、もう少し先の話。

頭を撫でてほしい!【土方十四郎】→←幼児化してほしい!【高杉晋助】 ヘアリーさんリク


ラッキーキャラ

ヤクルコを飲んでいる晋助


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設定タグ:銀魂 , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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アルジェント - 猫耳と猫尻尾が生えた時の相手キャラの反応をお願いします。 (3月11日 22時) (レス) @page5 id: 127faa16a0 (このIDを非表示/違反報告)
アルジェント - リクエストお願いできますか?  相手キャラが吸血鬼化したお願いします (3月11日 22時) (レス) id: 127faa16a0 (このIDを非表示/違反報告)
アルジェント - オッドアイがバレてみた  お願いします   (3月11日 22時) (レス) id: 127faa16a0 (このIDを非表示/違反報告)
万斉推し - リクエストよろしいですか?よろしかったら河上万斉で口移し書いてもらいたいです! (2022年3月31日 17時) (レス) id: 78f9a00831 (このIDを非表示/違反報告)
メランコリック - リクエスト失礼します。お泊まり会のやつを九兵衛で書いてもらえますか? (2021年1月7日 1時) (レス) id: 5e6606bd3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あくび少女 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月29日 11時

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