勇気をだして ページ10
sho「Aーー!」
彼を見つめると、
にっこりと笑顔で
ピースをしてきた。
『ふふ』
私もニッコリ微笑んで
ピースをした。
＿＿
sho「俺、やっと卒業したんや」
『そーだねぇ』
シャオちゃんも
中学校に入学した時より
だいぶ背が伸びたし、
大人びたと思う。
『次は高校だね』
sho「俺頑張る!!」
『うん、頑張ってね』
私も、無事に教師になれるし
体育教師だし。
『……幸せになろうね』
sho「！そうや、A」
『ん？』
sho「…あのさ」
シャオちゃんは改まって、
顔を赤くし始めた。
『どうしたの？置いてっちゃうよ？』
私は彼の方を向いて
足を止めた。
sho「……っ俺のことだけを見てて欲しい、俺、絶対にAのこと幸せにする。…だから俺と結婚してください」
彼は勇気をだして
そう言ったあと、
頭を下げて腕を私の方に伸ばした
私は、
嬉しくて
『っぅ…ふふっ』
笑いながらも泣いた。
sho「…」
彼はずっと下を向いたままだ。
私は彼にふみよって
彼の手を取り頬に手を伸ばして
顔をあげさせた。
『嬉しいっ…、私も、シャオちゃんがｯ……っ幸せだって、言ってくれるように頑張るからっ！これからｯ、よろしくお願いしますっ』
私は満面の笑みで泣きながら
そう伝えた。
すると彼は
嬉しそうに泣き出して、
私に抱きついてきた。
sho「やった、やったｯ!!」
嬉しそうにずっと笑って
抱きついてくる。
『旦那さんになるんだよ、シャオちゃんｯ』
sho「俺の、奥さんにっ!!なったんやで、Aｯ!!」
"2人で幸せになりなさい"
母の言葉を私達は
心の底でずっと留めていた。
『ｯ…お母さんと、お父さんにっ、言いに行こっかっ!!』
sho「うんｯ!!」
2人で手を繋いで
実家まで歩いていく。
夕日が今夫婦になった私達を
綺麗に輝かせてくれる。
＿＿
数日後
『わぁっ…！』
sho「どうや？あっとる？」
『すっっっごくいい！』
今私とシャオちゃんの
左手の薬指には
"小さいハートが着いている指輪"
が付いている。
そう。これは婚約指輪だ。
ダイヤが輝いていて、とても素敵。
『…ふふっ』
sho「なんか、照れくさいなw」
『せやね笑』
2人肩を寄せあって
ソファに座っている。
sho「よーし！書くか！」
『うん！』
2人の目の前に置かれた
ペンと"結婚届"
私達はそれを見てから
見つめあって微笑んだ。
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kuromike(プロフ) - また続編が出てくれてとても嬉しい!これからも頑張ってね!そして少しの間になるかもしれないけど、よろしくお願いします！ (2021年4月24日 12時) (
レス) id: fe22798a11 (このIDを非表示/違反報告)
葵羽/きう(プロフ) - 白兎さん» 白兎さん、コメントありがとうございます！自分も本音この作品とさようならすると思っととても辛かったんですが、このようにまた続編が作れてとても嬉しく思っております！ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年4月17日 23時) (レス) id: a2bb5f4728 (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 前編でもうちょっとで終わるって言ってた時は悲しかったけど続編が出来て嬉しいです！応援してます！！ (2021年4月17日 22時) (レス) id: 737becca04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵羽/きう | 作成日時：2021年4月17日 19時
