髪を切って ページ7
「今日はどんな感じする〜？」
『んー。これ、寄付とかできるん？』
「嗚呼、うちの店は行けるで。」
『お、じゃあ、もうバサって切っちゃって』
「ん、OK。ボブ？ショート？」
『せやなぁ…一旦髪の毛ハーフアップにできるくらいにして欲しい』
「りょーかーい」
この店の店長は私が生まれた時から
髪の毛のセットとか
良くしてくれてる。
「せや、春くん最近どうなん？」
『はるぅ…はるねぇ？なんか。今、付き合ってるんやけど』
「えっ、まじ！？」
『ちょ、落ち着いて。』
「嗚呼、ごめんごめん…で？付き合ってん？」
『せや。付き合ってん。で、最近、二人暮し始めたんやけど…まぁ、なかなかよな』
「あー。せやろなぁ。思春期やし、なんかされたらあれやんな。」
『そーなんよ、それが心配なんよ。私もほら、女の子の日は勿論来とるし、春も、さ、そういう事に興味持ち始めるからほんとになんか、怖くて…』
「興味津々なのはええけど、男の子ってそういうところの区別とか止め所がわかってないからねえ。」
話しながらも店長は
ボブ近くに切ってくれる。
「こんぐらいでええ？一応ハーフアップにはできるはず」
『あ、そうそう。OK。』
「ほーい」
＿＿
「出来たで」
『わぁっ！』
「ふふかわええやん！ボブ似合っとるしショートも似合うで！」
『本当に！？』
「プロの私が言うんやし、似合う！」
『じゃあ、私卒業間際になったら、ショートにするわ！』
「そうしな！」
私の髪の毛はボブになって。
また一見違う私が見つけられた。
『じゃあね！』
「うん！あ、定期的にちゃんと髪の毛の先整えにきぃや！」
『わかった！』
私は扉を開けて店長に大きく手を振り、
シャオちゃんが待つ家へもどった。
＿＿
『ただいまシャオちゃん』
sho「！おかえ」
シャオちゃんは
リビングから走ってきていたが
足を止めて立ち止まってしまった。
『…どうかな。』
ボブになった髪の毛を触って
靴を脱いだ。
sho「……かっ、可愛ええ…//…似合っとる…//」
口元を手で隠して
顔を赤くする彼。
私もなんだか照れくさい。
『……っへへ、ありがとう。ご飯、食べよっか』
買ってきていたご飯の袋を見せて
彼にほほ笑みかける。
sho「ぅっ、うん…！//」
彼の照れている姿が
とても可愛らしかったのは
私だけが知っていればいい。
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kuromike(プロフ) - また続編が出てくれてとても嬉しい!これからも頑張ってね!そして少しの間になるかもしれないけど、よろしくお願いします！ (2021年4月24日 12時) (
レス) id: fe22798a11 (このIDを非表示/違反報告)
葵羽/きう(プロフ) - 白兎さん» 白兎さん、コメントありがとうございます！自分も本音この作品とさようならすると思っととても辛かったんですが、このようにまた続編が作れてとても嬉しく思っております！ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年4月17日 23時) (レス) id: a2bb5f4728 (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 前編でもうちょっとで終わるって言ってた時は悲しかったけど続編が出来て嬉しいです！応援してます！！ (2021年4月17日 22時) (レス) id: 737becca04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵羽/きう | 作成日時：2021年4月17日 19時
