泣く私 ページ5
『うっ…っぁ』
高校2年生の冬。
彼氏に別れを告げられた。
＿＿
「ごめん、俺自身に自信が持てなくなった。」
＿＿
相手も別れたくは
なかったみたいだけど
私の隣にいると
お前、不釣り合いだ。とか
言われるらしいし
まず顔に自信がなかったから。
と言ってきた。
私はそれでもいいよ。とか
私は隣にいられるだけで幸せなんだよ！
とか言ったけど。
『だめだったなぁｯ』
雨が土砂降りな中、
私は声を出さないように泣きながら
濡れて帰る。
制服も、台無しだ。
友達関係に戻れるかなぁなんて
考えるけど
それも私がまず
気まずくて無理になる。
『…っ、早く帰らなきゃ』
シャオちゃんで癒されよう。
早く帰って、暖かいご飯食べて。
この事を忘れなくっちゃ。
＿＿
『……ただいま』
「Aっ」
お母さんが駆けつけて
タオルをサッと頭にのせて
拭いてくれる。
「何かあったの…？」
『…彼氏と、別れちゃった！…あはは…』
いつもの私の表情で。
そう笑いかけた。
「…そっか」
『…うん』
「…きっと、大丈夫よ。Aならもっと素敵な子が現れるはずよ？」
『…わかった』
私は母にお礼を言い、
その場を後にした。
＿＿
sho「…」
『……っはぁ』
あれから風呂に入り、
課題をやっているものの、
全く進まない。
sho「……っA！」
急に掛けられた声に
ビクッとなってそちらへ向いた。
『しゃ、シャオちゃん？なんかあった？』
私が椅子から立ち上がって
かれの元へ行く。
するとシャオちゃんは私に抱きついて
sho「俺なら絶対にAを悲しませないし、幸せにする!!だから付き合って!!」
シャオちゃんはぎゅっと
私を抱きしめたまま
そういった。
小学生が言うような言葉じゃないなぁ。
とか思いながらも
『じゃあ、絶対に幸せにさせてね』
これもどうせこの子のことだ。
すぐ忘れるだろうな。
sho「!!うん！約束する！」
早く忘れて。
普通の私でいなきゃ。
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kuromike(プロフ) - また続編が出てくれてとても嬉しい!これからも頑張ってね!そして少しの間になるかもしれないけど、よろしくお願いします！ (2021年4月24日 12時) (
レス) id: fe22798a11 (このIDを非表示/違反報告)
葵羽/きう(プロフ) - 白兎さん» 白兎さん、コメントありがとうございます！自分も本音この作品とさようならすると思っととても辛かったんですが、このようにまた続編が作れてとても嬉しく思っております！ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2021年4月17日 23時) (レス) id: a2bb5f4728 (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 前編でもうちょっとで終わるって言ってた時は悲しかったけど続編が出来て嬉しいです！応援してます！！ (2021年4月17日 22時) (レス) id: 737becca04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵羽/きう | 作成日時：2021年4月17日 19時
