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kr「そっか」
tr「でも、レイアも、その…ね?」
pe「きっとアイツなりにやるよ」
si「!」
pe「愛が伝わってないならこれから素直になればいいじゃん。」
『うん』
pe「あっちが傷ついてるなら癒してあげればいいじゃん。」
『うんっ』
pe「困ってるなら助ける、悲しかったり不安なら励ます。…前世で言ってたでしょ。人の役に立ちたいって」
『…う、ん』
pe「最近レイアの様子が変だったのは知ってる」
『っ』
pe「Aも気づいてたんでしょ?」
『……うん』
pe「きっと見舞いに来た3人のことだと思うレイアのことだから」
『それは…っ知っ、てる……』
pe「うん、あいつも愛されたいって思ってるんだよ。なら、俺らが愛してあげよう?」
『……できない』
pe「は?」
『私なんかにっ…愛されたくないと思う』
pe「……」
tr「なんで?」
『だって、3人が見舞いに来たのは私の為じゃん。それに嫉妬させてるのは私だよ…っ?なのにっ……なのにぃっ……』
そう言うと頬を叩かれた
si「!!!!」
kr「っ、ぺいんとっ!」
pe「だからなんだよ、愛してやんないのかよ」
『……妬ましく思ってる相手に愛されたくないよ』
pe「A!!!!」
兄さんの荒い声は
部屋に響いた。
tr「落ち着けぺいんと!!」
周りはとめる。
pe「あっちが妬ましく思ってるからなんだよ!こっちが愛してやんなきゃ意味無いだろ!兄弟は喧嘩もありでも仲良く愛し合うのが兄弟だ!」
『……兄さん』
pe「っ!……なんだよ」
『私』
『"ここの兄弟としてやっていけなそうだよ"』
pe「はっ?」
kr「それはどう言う」
『言葉の通り。無理そう。』
tr「やめるって…そんな簡単に早められないし」
si「そうです!3人でやっていくんじゃないんですか!」
『私少し外に行ってくる』
私は扉を開けて廊下に出た
pe「おいAッ!」
兄さん。いや"ぺいんと"の声は
私の耳に確かに届いたけれど
バタンと閉めた扉の音にかき消された。
中からは荒い声が多数。
私はそのドアの前で泣いた。
『ごめんなさい』
『頼りない姉、妹でごめんなさい』
そんな声は部屋の中の
荒い声にかき消された
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葵羽/きう(プロフ) - kuromikeさん» ありがとう!よろしくねぇ! (2021年2月28日 11時) (レス) id: a2bb5f4728 (このIDを非表示/違反報告)
kuromike(プロフ) - 好きです!これからも頑張ってください!(これからもよろしくお願いします?) (2021年2月27日 22時) (レス) id: fe22798a11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵羽/きう | 作成日時:2021年2月25日 7時