※リク 春眠暁を覚えず shp ページ2
※リク 『朝が弱いshpくんと起こしに来る幼馴染』
ありがとうございます
ナチュラルに学パロです
･
おばさんに通されて、ずかずかと彼の部屋に踏み入る。
時刻は7時50分。
眠り好きの彼の穏やかな表情に口を近づけ、耳元で叫んだ。
｢おはよーーー！！！おはよ！！！！朝だよ！！！！遅刻するよ！！！！！！！｣
すると彼は眉間にシワを寄せながら私の頭をがしりと掴んだ。目覚まし時計では無い私はそこを押しても止まらないので、騒ぎ続ける。
｢入学式から寝坊しないでよ！折角朝起こしに来て一緒に通える場所にしたのに、こんなんじゃすぐ退学になっちゃうよ！？｣
｢…ん、あれ、止まんねえ…。あ、Aか。おはようございます｣
｢目覚まし時計じゃないっての！！｣
私の頭を鷲掴みにし、むくりと起き上がる。ちょっと、折角セットした前髪崩れたんですけど！？ほんとに最悪男。
｢なんでこんなやつと家隣なんだろ…｣
｢俺じゃなくて母さんたちに言ってくれませんかね｣
いつのまにか制服を着込んでいたショッピがぼそっと呟く。
ちなみに私は普通に部屋にいたし着替えシーンもしっかり見てる。まあ今更そんな恥じらいもないんだけどね。
相変わらず眠そうに頭を揺らしているショッピは、ゼリー飲料をちゅーちゅー飲み出した。食の細いヤツ、朝から牛丼を食べられる私には全く理解できない。
｢…そんなんで足りるの？｣
｢ぇ、いやいつもこんなんやろ｣
｢学校でお腹鳴っちゃうよ？成長期なんだし…｣
ふさふさの頭を撫でると、彼は少し目を逸らしてぶすっとした。
｢…弟扱いしないでもらえますかね。誕生日俺の方が早いし｣
｢んへへ、じゃあお兄ちゃんみたいなことしてみてよ｣
｢ええ…？？うーん…｣
無茶振りをしてみると、ふにゃふにゃの頭で考え込んでしまった。そして思いついたように私の頭に手を伸ばす。
｢…、よ、よしよし｣
｢…………………｣
沈黙が流れる。
我に返ったショッピが、ばばっと体を離した。
｢あ、あの………｣
｢ち、遅刻！学校遅刻しますよ！！｣
完全に覚醒したショッピがそそくさと家を出ていく。1人部屋に取り残されてしまった。
｢……あれ、いつも私やってるやつだし………。｣
お姉ちゃんみたい、とかそんなふうに思われてたのか。
｢…ふふ、しばらくは姉弟のままでいいもんね｣
鈍感なアイツは、私のことも自分のことも気づかない。でも、それでいい。
私は、朝が弱いアイツを毎日起こしに来るだけ。
続く
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そらばうぉ(プロフ) - ううう…tnさん推しからしたらこれはもう…やばい…（語彙力）リクエストなのですが、ut先生でタバコ関連のお話作れますか？良ければよろしくお願いします！ (2020年5月18日 20時) (
レス) id: c189a0280b (このIDを非表示/違反報告)
縦牧(ﾀﾃﾏｷ)(プロフ) - さっそくリクエストですが、『朝が弱いsypとそれを起こしに来る幼馴染の女夢主』でお願いしてもよろしいでしょうか？ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 3e441acf02 (このIDを非表示/違反報告)
縦牧(ﾀﾃﾏｷ)(プロフ) - 初めまして。犯罪者予備軍のお話から来ました！とてもおもしろくて、これからの展開がどうなるのかワクワクしております！こちらのお話も楽しみにしてます！ (2020年5月16日 9時) (レス) id: 3e441acf02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまだ | 作成日時：2020年5月8日 12時
