元彼の異常愛は強過ぎて… 【翔】６ (ページ11)

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翔「あ、A…起きてたんだ」

A「……………………………………」

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それからすぐに翔が起きてしまった

私は反射的に彼からプイッと顔を反らした

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翔「おはよう………本当に、いつも早起きだね…」

A「…………………………………」

翔「………あらら、今日も朝から不機嫌さんだね」

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不機嫌に決まってるじゃない…

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こんな所に、自分の意志とは関係なく囚われているんだから

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私はいつも…彼に見えない鎖で縛られている………

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翔「さっ、朝ご飯…食べようか」

A「……………いらない」

翔「今日の朝ご飯は、フレンチトーストだよ………」

A「いらないって言ってるでしょ…………」

翔「…我儘言ってないで、黙って食べればいいんだよ」

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こうして今日も、朝ご飯を無理矢理、口に押し込まれて

強引に食べさせられた。食べたくないのに………

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そして彼は、廃墟に私一人残し、学校へと行った

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私はもうずっと………学校には行ってない

みんな、元気にしてるのかな………？きっと私は、もう

一生このままで、学校には行けないだろうな………………

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