46:大嫌いな人。 ページ8
私の目に写ったのはポートマフィアの首領、森鴎外。
私が大嫌いな人。
こういう私が何か出来事を起こした時だけ、態々訪ねに来る。
『貴方には関係有りません。観覧しに来ただけで在れば容赦なく貴方も殺しますよ？』
森「おや、Aちゃん……もしかして記憶が少し戻ったのかい？」
『は？』
何言ってるんだ、この人は。
記憶が戻ったって……まるで私が記憶喪失だったみたいな言い方をしないで欲しい。
遂に歳？
中原「首領、詳しい説明はまた後で俺から話させて頂きます。」
すると森鴎外は納得した様に、「嗚呼、分かったよ」とだけ返事を返した。
私は少し中也の気が緩んだ隙に、中也から無理矢理離れた。
今大きなロビーに居るのは、私と中也と森鴎外だけ。それと死んだ黒服。
『あーもう、萎えた。私は尋問室に行きます。後処理は処理係に任せておいて下さい。』
中原「嗚呼、気ィ付けろよ。」
『はいはい』
私は中也達に背を向け、廊下を淡々と歩く。
先刻の出来事を知らないのか、普通に笑顔で挨拶をしてくれる一葉ちゃんと銀ちゃんと道造君と広津さん。
これには私も笑顔で挨拶を返す。
皆一葉ちゃん達みたいだったらなぁ、と何時も思う。
そうこう考えている内に尋問室へ繋がる階段に辿り着いた。
下からは耳を澄ませば微かに悲鳴が聞こえる。
その悲鳴を聞きながら、私は階段を降りる。
私を見て恐怖を覚えたのか、手足に付けられた鎖をジャラジャラと音を鳴らしながら暴れる捕獲者達。
『あ、龍之介君。君も尋問？』
芥川「御早う御座います。はい、尋問係では手に負えぬ奴が居た様で代わりに僕が」
『そっか。頑張ってねー』
私が龍之介君に背を向けようとすると、悲しそうな顔で「記憶が戻ったんだな」と言ってきた。
全く、口揃えて変な事を言うなぁ。
私は適当に返事を返し、さっさと自分の担当の所迄向かった。
牢屋の中に居たのは、男女2人組。
手脚を鎖で繋がれているだけで、目隠し等が一切されて居ない。
これだったら、この人達を殺した後恨まれるかも知れないじゃない？
私が尋問する時は何時も麻袋を捕獲者の顔に被せろって言ってんのに。
『本当使えない』
私が鉄格子を思い切り蹴ると、2人が大きく方を震わせた。
そんな2人に私は笑みを浮かべてこう言う。
『さァ、始めようか』
と。
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新作作りました(ﾎﾞｿｯ)
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生華(プロフ) - みりんさん» 有難う御座います！1日の楽しみだなんて……嬉しすぎます(´；ω；｀) (2017年6月4日 20時) (
レス) id: e20f570410 (このIDを非表示/違反報告)
生華(プロフ) - 和さん» 有難う御座います！今日中にはIV作るので、是非とも其方でも宜しくお願いします！ (2017年6月4日 20時) (レス) id: e20f570410 (このIDを非表示/違反報告)
みりん - ぁぁぁぁぁあ楽しみですこれ一日の楽しみにしてます！ (2017年6月4日 0時) (レス) id: 7cc03e2002 (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - お疲れ様です！楽しみにしてます！！ (2017年6月3日 19時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
生華(プロフ) - 雪風司令さん» 考察してくれてるんですね、有難う御座います！話を読みつつ、最後に何が繋がるのかを考えながら読んで頂ければ幸いです！ (2017年5月30日 7時) (レス) id: e20f570410 (このIDを非表示/違反報告)
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