44:最悪。 ページ5
中原中也side
Aがまた記憶を思い出そうとしたのか、酷い頭痛と過呼吸に襲われて数分経った。
そして、何故か彼奴は可笑しな事を言い出した。
あの気持ち悪ィ太宰の野郎に例えたら「最高」と言いやがった。
それだけじゃねェ、俺の首を絞めてきやがった。
この言動だけで今がどんな状況か、俺には理解出来た。
「何、今更昔に戻ってんだよッ!!」
Aは、明らかに記憶を失う前の人格に戻った。
人を躊躇無く傷付ける。
人を傷付けるのが趣味。
自分の命が続くのなら何をしても後悔はしない。
そして、異常な愛し方。
彼奴は、互いの愛を確かめる時、俺の首を絞め「私の事を愛しているなら1分耐えて？」と言う。
可也キツく絞める為、今迄に何度か気絶した事もあった。
彼奴の影響で俺も、何度か彼奴を監 禁して俺だけを見るようにしたりする様になった。
懐かしい。
が、戻って欲しくは無かった。
まだ仮に記憶のピースが全てハマっていないとしても、戻って欲しくない。
彼奴が何を何時思い出すかが分からない為、俺は常に死を鼻の先に生きていかないといけない。
『痛ァ……もう中也何か殺してやるッ』
「抜かした事言うんじゃねェ。 それにしても、今日も可愛いな」
『気持ち悪い。あ、明日何の仕事があるんだっけ？尋問？』
「御名答。手前が1番得意で好んでいる仕事を俺が特別に回してやった」
『そう、有難う中也。』
昔のAは俺の事を中也と呼んでいた。
そして、昔の俺はAより立場が下だった。
ポートマフィアの方では俺が上だが、夫婦としては俺の方が下だ。
もし、彼奴の機嫌を悪くする様な事をしたら、俺が本当に殺されちまう。
それを部下達も知っている為、Aには一切逆らわない。
1度、Aは自分の影口を言っている奴を見掛けて即射殺した事がある。
あの時は、俺が近くを歩いて居なければ周りにいた奴全員お構い無しに殺されていた。
その位、記憶を無くす前のAは"人間失格者"だった。
可愛く言えば"悪女"。 悪く言えば"女王"。
此れからAが何をやらかすか分からなくなってきた。
もし、異能力を使い過ぎてしまったら──。
明日は、首領と太宰の野郎に連絡だな。
『中也、私の事、愛してる？』
「勿論」
こうして、本当の異常夫婦に俺達は戻った──。
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生華(プロフ) - みりんさん» 有難う御座います！1日の楽しみだなんて……嬉しすぎます(´；ω；｀) (2017年6月4日 20時) (
レス) id: e20f570410 (このIDを非表示/違反報告)
生華(プロフ) - 和さん» 有難う御座います！今日中にはIV作るので、是非とも其方でも宜しくお願いします！ (2017年6月4日 20時) (レス) id: e20f570410 (このIDを非表示/違反報告)
みりん - ぁぁぁぁぁあ楽しみですこれ一日の楽しみにしてます！ (2017年6月4日 0時) (レス) id: 7cc03e2002 (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - お疲れ様です！楽しみにしてます！！ (2017年6月3日 19時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
生華(プロフ) - 雪風司令さん» 考察してくれてるんですね、有難う御座います！話を読みつつ、最後に何が繋がるのかを考えながら読んで頂ければ幸いです！ (2017年5月30日 7時) (レス) id: e20f570410 (このIDを非表示/違反報告)
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