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『雨、止んだみたいだよ』
「こんな時間だし帰ろっカ」

外に出ると雨のせいで生温い湿気た風が吹いていた。

『…夏目くんの言葉凄く嬉しいんだけど、私、まだ夏目くんの言葉信じてあげられないや。』

髪を耳に掛けて目線を逸らす彼女は気まずそうに言った。

「いや、君を困らせたかった訳じゃ無かったんダ…それならそれでいいヨ。」

ごめんね、と眉を潜めて言う彼女に悪いことをしてしまったなと心の中で反省した。

「そうダ、ライブがあるときはおいでヨ。」

『Switchが出るときは言ってね、すぐチケット取るよ。』

待ってるねと言うと其所で会話が途切れてしまう。

「…送ろっカ?近くでしョ?」
『そうだけど、いいの?』

「ボクも此処等辺だし、折角だかラ」

『そう言えば夏目くんち知らないなぁ』

歩き出す彼女の背中に着いていきながら、家来たいの?と聞くと今日はいいやと言う。

それってまた今度って事でいいのかな?

数分歩くと彼女の家に着いた。

「じゃあ、おやすみなさイ。」

『ちょっと待って…!』

彼女は、ボクの側まで小走りで来ると周りをキョロキョロと見回して何かを確認してから、少し背伸びをすると耳打ちをした。

『んんと…私、夏目くんがファーストキスだったんだよ…』

そう、上目使いで頬を赤らめて下唇をキュッと噛み締める彼女が初でハチャメチャに可愛すぎた。

あざとすぎて返す言葉が見付からない。

『ええと、送ってくれてありがとう!気を付けてね!』

急いで家に入ってく彼女を目で追った後に自分のした事が恥ずかしくなってきて急いで帰った。

▽→←▽



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叶氷那@雪奈(プロフ) - himituさん» コメントありがとうございます!更新不定期ですが頑張ります…! (2022年1月27日 22時) (レス) id: ca91867d6e (このIDを非表示/違反報告)
himitu(プロフ) - うぁぁ〜!好きです...!更新頑張ってください! (2022年1月27日 17時) (レス) id: d074665804 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるブルブルミちゃん(プロフ) - 叶氷那@雪奈さん» 最推しなんで!!!神ですね (2022年1月20日 18時) (レス) id: 33d476be95 (このIDを非表示/違反報告)
叶氷那@雪奈(プロフ) - ぶるブルブルミちゃんさん» コメントありがとうございます!夏目くんをもっと好きになって貰えるよう頑張ります! (2022年1月19日 23時) (レス) id: ca91867d6e (このIDを非表示/違反報告)
ぶるブルブルミちゃん(プロフ) - 夏目くんがァァァ!!!!ヤバイイカッコイイ (2022年1月19日 22時) (レス) @page9 id: 33d476be95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:叶氷那 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年12月20日 10時

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