ナンパしたら同じクラスの奴だった

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Aside

な、なんなんや…角名

さっきからずっと私にカメラ向けててん、怖いわ

前髪が邪魔で視界悪くてもわかるで…


一眼目から熟睡をかました私

起きたらすでに休み時間だったが、私には特に話したい相手も居ないのでぼーっと前を向いていた

のだが、角名は何故か私にカメラを向けている

普通にスマホをいじっているだけかと思ったが先程シャッター音何聞こえてしまったのだ

カメラを向けているってことはずっと見られているわけで、なんだかこそばゆい

とうとう我慢できなくなった私は角名の方に顔を向けた

「なぁ、なんなんさっきか…！」

カシャッ

シャッター音がなり、フラッシュがピカッと光り結構びっくりした

「ふはっ、変な顔と前髪、あ、ピアス見えてる」

とった写真を見たのであろう角名はニヤニヤと私をみる

「変な顔ってなんやねん、私はいつでもどこから見ても美人さんやろが」

「うわ、自意識過剰？」

「黙れや細目、んでその写真消してや」

「え〜、やだ」

はぁ？？？

クスクスと笑いながらスマホを眺める角名
こんなメイクも髪のセットもまともにしてないビジュの写真残したくないんだけど

なんなんコイツ今すぐどつきたい
あ、そーだ

やめないならやり返してやろうと私もスマホを角名の方へ向ける

カシャっ

不意打ちを狙ったつもりだが画面に映った角名はピースをかましていた

しかもちょっとかっこいいんだよな…この野郎

…くっそ…スト高すぎんだろこいつ…明らかスト10じゃねぇか

「どう？かっこよく写った？」

なんか腹立つな…角名

「おかしいな、角名を撮ったつもりなのに狐が写っとる…」

「いや、それ絶対俺でしょ」


※スト値:ルックスの評価を10段階で表したもの。降順

角名→←彼女は手強い

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