喧し豚。【ハイキュー】

5本目 ページ7

「鷹刀さんと長濱さんやったっけ、ちょっと来て貰える？」





朝から3年の先輩方と遭遇してしまって超定番中の定番な体育館裏に連れていかれる。


何されるかは毎回のことやしわかるんやけど……


りんちゃんとため息をつきながら苦笑いした。




＿＿＿



「なぁ、あんたら調子乗っとんちゃうやろな？ブスが馴れ馴れしく侑と喋っとんなや！！……正直、迷惑やねん」




迷惑なのはこっちの方やわ……と心の中でつぶやく。


怒った顔の先輩を見ていたら不思議とあほらしくなってきた。




「何笑っとんねん！？」




首元をガッっと掴んでガチギレの先輩。ほんま喧しい…




「なにしとるんや」


「き、北くん」





タイミング良くやってきた朝練終わりの北さん。あー、怒っとるなこれは。



どんまい、豚共と思いながら掴まれた襟元を解く。呆気に取られていたのか案外簡単に取れた。




そこに運良く予鈴が鳴り響く。「授業遅れるの嫌なんでうちら帰りますわ」と行って教室に戻っていった。去り際にりんちゃんが「あんたらと違ってうちら部活もやってて暇ちゃうんですよ」って珍しく煽る。




「うわ、性格悪ッ」



「Aに言われとうないわ」



「どっちもどっちでしょ……」



「「黙っとけチベスナ」」

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