5話 ページ6
「!烏丸、やばいのくる」
嫌な予感は的中。空中に複数の鳥をまとった大柄の男が見える。すっげーとかいつも通りに考えるのは良くない、いやダメだろ。
私の横をゆっくりと通り過ぎた鳥はC級隊員の子にぶつかり、鳥が当たった子はたちまちキューブになった。
え、なにあれ。とんだチートが来ちゃった。
そして今度は鳥から蜂へと形態を変えると物凄いスピードで出水先輩の元にれっつらごー。足にくらってしまったのか体制が崩れる。
「見つけた…金の雛鳥、銀の鷹…」
「田中逃げろ!!」
「は?え、待って、蜂こっち来て…」
咄嗟に打たれた出水先輩のメテオラで間一髪を免れた。
あれ?私狙われてね?
「田中、修と一緒に逃げろ」
「りょーかい。死ぬなよ京介」
「Aもな」
___
なるべく新型をメガネ君に近づけないようにして本部へと走っていく。それでも新型は色んな方向からやってくるからキリがない。
「メテオラッ!ってん?」
本部まで近づいたところでいきなりトリガーが切れた。換装体がとかれて生身の体に変わってしまう。
そこで運が悪いのか、人型近界民がこちらにやってきてメガネ君をワープから出した棘でグッサリ、でもメガネくんは換装体のままだまだいける。本部までは本当にあと僅か。
メガネくんは換装体を解いて本部に全速力で走った。それをそしせんとばかりに人型がワープから棘を出そうとする。
「ぃ"ッ!!」
「田中さん!!」
「いいから早く行け!!」
足と両腕に棘かぶっ刺さった。制服がみるみるうちに赤く染っていく。
でも、私の時間稼ぎはあまり効果がなかったのかもしれない。
最後に見たのは棘に刺されたメガネくんの姿だった。
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じゆんきむ(プロフ) - この作品を昔読ませて頂いていてすごく好きで久しぶりに読みたくなって探したのですが、続編が消えてしまっていました、、もし作者の方が見れるようでしたら続編復活してして欲しいです!! (11月1日 22時) (レス) id: b4c10966c3 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 木戸司令じゃなくて城戸司令ですよ! (2020年12月11日 22時) (レス) id: e84559c347 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーすと | 作成日時:2020年4月6日 14時