後日談その4 ページ37
と思ったら抱きしめるのをやめて「スキンシップ禁止令なんだろ」なんて一言。
「そうそう」
「ほら帰るぞ」
「うい〜」
なんか寂しそうにすんのやめろ…罪悪感がすごい。
もうどうにでもなれ……!!
むしゃくしゃして取り敢えず京介の背中に抱きついてみる。
「どうした」
「あ、甘えてる」
「……スキンシップ禁止令どこいった」
「それは…もう期限切れなんで」
「ふーん。じゃあ、たまにはAからキスして」
「ん?」
なんでそうなるの?
そう思っても「ほら早く」と、急かされる
めんどくさい……
「ん」
触れるだけのキスをすれば何故か不満そうな顔の京介。これ以上私にどうしろっていうんだ。
「足りない」
「いみがわ……」
何度も何度も角度を変えては食われていく。酸素が薄くなってちょっと苦しい。そこを見計らったように口内に入り込んでくる熱を帯びた舌。危険を感じて離れようとしたものの、ガッチリ後頭部を掴まれて離れられない。
「んっ……」
どんどん酸素が回らなくなって目がチカチカしてきた。胸板を何回か叩くとゆっくりと離され、銀色の糸が余韻で残る。抱きしめられてるからいいものの、腰が抜けてしまった。
「悪い、やりすぎ…た」
「ふ?」
自分が今どんな顔なのかは分からない。ものすごい恥ずかしいのは分かるんだけど…
そのあと京介のブレザーに隠されるように抱きしめられたかと思えば「そういえば今日は甘えてくるな……と思ったらそういう事だったのか」と私の携帯のトーク画面を見せびらかされる。
「そ、それは…みっ」
さっきやりすぎたと言ったのにすかさず第2回。反省の色が見えないんですが。
「京介。も、もう無理…」
「大丈夫、死にはしないから」
「え、ちょ、」
______
この後帰るまでに何回もやられてとても時間がかかったのは言うまでもない。
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弓月有無%(プロフ) - コメント失礼致します。昔拝読させて頂いており、こうして再び出会えて嬉しい限りです!甘い感じできゅんとしました!事情があると思いますので、気が向いたら続きや他作を読ませて頂きたいです。大好きなので!迚も面白かったです是からも応援しております!! (5月5日 16時) (レス) @page39 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
じゆんきむ(プロフ) - この作品を昔読ませて頂いていてすごく好きで久しぶりに読みたくなって探したのですが、続編が消えてしまっていました、、もし作者の方が見れるようでしたら続編復活してして欲しいです!! (11月1日 22時) (レス) id: b4c10966c3 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 木戸司令じゃなくて城戸司令ですよ! (2020年12月11日 22時) (レス) id: e84559c347 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とーすと | 作成日時:2020年4月6日 14時