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其の十三 ページ14



薬研「たいしょ、…って何だこの状況は」


部屋に戻ってきた薬研さんはギャイギャイと言い合う刀剣男士達を呆れたように眉をひそめた。


薬研「旦那達、その辺にしといてくれ。大将が困ってる…ちょっと失礼するぞ、っと」

「ひゃぁっ…」


未だに三日月さんの膝の上で固まっていた私をひょいと軽々抱き抱えた。

細身で他の刀より小さな身長であるが、筋肉はしっかりついていた。


薬研「軽いな…ちゃんと食べてるか?」

「…」


食べてる…といえば食べているが、食べていない、といえば食べていない。

思わず理不尽渦巻く地獄のような元実家を思い出して体を震わせ、口をつぐんだ。


薬研「…燭台切の旦那」

光忠「うん?」

薬研「大将がいつでも食べれるように、あったかくて美味しい飯、作ってやってくれねぇか?」

光忠「もちろん!!歌仙くん、倶利ちゃん、手伝って?」


燭台切さんに指名された2人は頷いて、3人で部屋を出ていった。

さてと、薬研さんが呟いた。


薬研「手当てしてやるからじっとしててくれ」


暖かな手がそっと私の顔の傷に触れた。


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もちこ(プロフ) - 冬花藤四郎さん» この作品を読んでくださってありがとうございます!感想をいただけてとても嬉しいです~!! (2017年10月1日 0時) (レス) id: 3e30fa5799 (このIDを非表示/違反報告)
冬花藤四郎 - おもしろいです!私だったら、あみって奴をぶん殴ってますよwwよく我慢できるな…本当に天使ですね。 (2017年9月26日 23時) (レス) id: 83cfd25309 (このIDを非表示/違反報告)
赤桜☆二次元は命だ!!(プロフ) - もちこさん» いえいえ (2015年8月29日 17時) (レス) id: 4b19dacc7c (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 赤桜☆二次元は命だ!!さん» コメントありがとうございます!あとがきに続編URLを貼り付けました&続編設定を致しました!初めての作品で不備が沢山あり、申し訳ございません!この小説を読んでくださってありがとうございます! (2015年8月29日 13時) (レス) id: 3e30fa5799 (このIDを非表示/違反報告)
赤桜☆二次元は命だ!!(プロフ) - 完結になってますが、続編はどこにあるんでしょうか? (2015年8月29日 13時) (レス) id: 4b19dacc7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちこ | 作成日時:2015年6月7日 0時

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