放課後の教室と貴方の字３

64 ページ14

斎藤：俺が腹を立ててるのはあんたの･･･

A：？

斎藤：総司はああ言う奴だ、何故かも分かっている･･･それでも、



めちゃくちゃになった斎藤さんは口を止めるとこっちを向く。



斎藤：もう少し、"俺の"だと自覚してほしい。

A：･･･"俺の"ですか。

斎藤：天然))言い方が悪かったな･･･俺の彼女だと――

A：ははっ、うん･･･分かりました。彼女だと随時肝に命じます。



軽く微笑する。斎藤さんに近づいて頬にキスをする。



A：私からキスをするのは斎藤さんだけですよ、貴方しかいません。

斎藤：！///

A：行きますよ、皆待ってます。

斎藤：あぁ///


土方：斎藤、お前熱でもあんのか？

斎藤：いえ、ありません///

A：もぐもぐ))･･･。

永倉：ツンツン))ハムスタ−･･･ぶふっ！

原田：飯食ってる奴の頬を突くな。



ワイワイするのは好きではない、けどたまには良いかな？

食べ終わると皆より先に服を着替え、後片付けを始めた。皆は楽しそうに飽きずに遊んび、

帰りの車では私と運転をしている原田先生以外は皆寝た。



原田：寝ても良いんだぞ。

A：寝るほど疲れてませんよ。

原田：そうか･･･斎藤と付き合っているのか。

A：はい、よく分かりましたね。

原田：そりゃあ、俺みたいな奴は大体分かる。

A：恋愛豊富そうな感じしてますもんね。

原田：ははっ、そうか？



「はい」と返すと横に座ってもたれている斎藤さんを見た。



原田：土方から聞いたよ色々と･･･大変だったろうな、でもここにはAを否定する
　 奴はいねぇからよ肩の力抜いて、楽しめよ。

A：･･･できたら･･･



十数年の癖は治らない、それを知ってか原田先生は「ゆっくりな」と返した。

65　ゴミ屋敷→←63

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す