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少女はふと足を止めました。2 ページ22

それにしても今日一人で花火見るのか。高校生の夏だというのに何だか味気ない。

「はあ……。おじさん焼きそば一つ」

「はい、毎度あり!」

 焼きそばを受け取り、とりあえず場所取りをしなければと辺りを見回した時だ。

 ――人ごみの中に見覚えのある「彼」がいた。

 意外だなと思った。

 「彼」はこういった行事は好きそうだ。けれど、こういった賑やかな場所に一人でいるとは――人のことを言えないが――「彼」にしては珍しく感じた。

 気が付いたら距離が遠くなっている。こっちが驚いて止まっているうちに、向こうは歩いているのだから当たり前だ。背の低い「彼」は人混みによって、どんどん見えなくなっていく。

「ま、待って」

 思わず「彼」を呼びとめようとする。何故だろう、無性に「彼」と話がしたくなった。

 私は息を大きく吸って、



「待っててば赤城君っ!」



 振り返った「彼」――赤城君はとても驚いた顔をしていた。





少女はふと足を止めました。
(そんな彼の表情に思わず笑みをこぼした)





 かなりの難産でヒーヒー言いながら書きました。

 ところで、この作品時系列が分かりづらい気がしたので、近々まとめのページでも準備しようかと思っています。(特に番外編の「少女と黒髪少年」は投稿順とは違う時系列にありますので……)

 それと、これを書いている最中に他の連載(勿論オレキン)も始めたくなってきました。悪い癖です。
 二つほど連載の企画があって、一つは一色先生に興味ない冷めた感じの主人公が何故か仮の彼女とかになってしまうラブコメ系の話、もう一つは小学生主人公が近所に住む大好きな白馬君に奮闘するほのぼの話。いかがでしょうか。
 まだやるかどうか考え中なんですけどね。「オタク少女と〜」もゆっくり更新なのに掛け持ちできるのかと。そもそも受験生ですし^^;本当やばいやばい。

 ではではまた。

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設定タグ:俺様キングダム , オレキン , 赤城輝   
作品ジャンル:恋愛
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向日葵 - 消さないでください。また、小説書いた下さい。 (2016年1月9日 18時) (レス) id: 898c190cdc (このIDを非表示/違反報告)
リル(プロフ) - けさないでください!! (2014年11月12日 18時) (レス) id: f92683cf2c (このIDを非表示/違反報告)
すもも - お、終わってしまうのですか…|ω;`)この小説大好きで、ずっと楽しみに待っていたのでとっても寂しいです…(_ _lll) (2014年8月21日 22時) (レス) id: ae79c4b325 (このIDを非表示/違反報告)
らびちゅん(プロフ) - 見捨てませんよw (2013年12月1日 20時) (レス) id: 96a86579b9 (このIDを非表示/違反報告)
餅花(もちばな)(プロフ) - らびちゅんさん» お世辞でも嬉しいです>< 受験生ということで中々更新できませんがどうか見捨てないでくださいw← (2013年11月25日 17時) (レス) id: 5f0116911a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅花 | 作成日時:2013年2月19日 19時

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