俺はモテたいです！！！【男主】

モテない俺の37日目 ページ42

「わぁいお外♪おっ外〜♪」

Qは鼻歌を歌いながら先々と進んでいる。急かすように腕を引っ張って

「ほらAお兄さん！早く行こうよ！」

と満面の笑みで言う。

『おう！今日はめいいっぱい遊ぼうな！』

と俺も笑顔で返し、Qと走って出口まで向かう。



出口に着くと俺はQと逸れないように手を繋ぐ。Qは握った手を嬉しそうに見つめてから前に進み出した。

『Q！今日はどこに行きたい？』

「うーん、と……あっ、黒砂糖のお菓子！久しぶりにAお兄さんと食べたいなぁ！」

『よぉーし、まかせろ！じゃあお菓子屋さんまで行こうな！』

「うん！」

俺とQは店で1番大きな黒砂糖のお菓子を買い、公園のベンチに座り食べ始める。

『美味しいか？Q』

「うん！すっごくおいしい！ありがとう！Aお兄さん！」

『どういたしまして。でも食べすぎには注意な？余った分は後でこっそりQのとこに持ってってやるからさ。』

「はーい！」


…にしても









平和だぁぁ……！！いつもちょっかいかけてくる太宰の野郎はいねぇし、周りリア充共もいねぇ！！Qはかわいいし今回は文句なしの休日になりそうだぜ！！

そんなことを考えている内にQはお腹いっぱいといって黒砂糖の菓子が入った瓶の蓋を閉める。

『おっもういいのか？じゃあ次はどこに行く？Qの行きたいとこどこにでも連れてってやるからさ！』

「やったぁ！！じゃあじゃあ！次はね__イタッ」

興奮して前が見えてなかったのか、Qは大柄の強面な男にぶつかってしまった。




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前言撤回どうやら俺の休日の雲行きは怪しいらしい。

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