弍 ページ10
静かにその宴会は進んでいく。
だが、我にとっては至福の時であった。
好意を持っている女が隣にいるのだ。しきたりがあって話しかけることは出来ないが、それでもよかった。
ただ、彼女はとても上品すぎる。淑やかに酒を口に運ぶ様は美しい。けどもこれは本当の彼女ではない。
ーーごめんなさい！！急いでいて…ーー
ーーただの…町娘ですーー
ただの町娘…
『ふっ…』
花魁はびくりと肩を震わせた。
それに気づいてそちらを見ると目が合ってしまった。だがすぐ逸らされてしまう。
それは年頃の愛い娘であった。小さな花がぱっ、と咲くような笑顔を見せる彼女は紛れもないただの町娘であったのだ。
その町娘が何故このような場所に来てしまったのだろうか。借金のための身売りか、捨てられたところを拾われたのか。彼女が波乱版所の人生を歩んできたことは確実である。
救ってやりたいと、思った。
ただの町娘でいられる場所を、与えてやりたいと思った。
桜の花びらが散る窓の外の景色を見ながら止まっていた腕を動かして猪口の中の酒を呷った。
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今世紀最強の駄作者(生きる負の世界遺産)(プロフ) - やっと・・・やっと！！！馴染みに！！！！！早く、早く２人をぉっぉぉぉぉおおおおおお！！！！！(半狂乱舞) (2018年4月10日 10時) (
レス) id: a7e877ad93 (このIDを非表示/違反報告)
カイトっと(プロフ) - 夜月さん» このことは自分の早とちりの悪い癖が出てしまったので気にしなくて大丈夫ですよ！！こちらこそすみませんでした…(；´∀｀) (2017年12月13日 19時) (レス) id: e4ae735999 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - カイトっとさん» えっ別に変えなくても良かったのですが………なんか、すいません……(´・ω・｀) (2017年12月13日 0時) (レス) id: 0b3470c7bb (このIDを非表示/違反報告)
カイトっと(プロフ) - 夜月さん» おわわわわ(動揺)すみません急いで直しますorzありがとうございます…！頑張ります！ (2017年12月12日 21時) (レス) id: e4ae735999 (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - まさかの同じ夜月が出てくるとは………いつも影から応援しております、カイトっとさんの作品大好きです！これからも応援しております (2017年12月12日 20時) (レス) id: 0b3470c7bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイトっと | 作成日時：2017年12月6日 18時
