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Story21 ページ21

"じゃあ、そろそろ交代でお昼休憩にしよっか"


クラスの代表が言う。


千「じゃあ私たち先に行かせてもらお!
…今ならまだにっしー接客やってるよ、きっと。」


「別に見たくないし…」


千「もー、強がっちゃってー!」


そんなのわざわざ見に行かなくたってかっこいいに決まってる。


千「すっごい人だね、流行ってるー!」


廊下に行列ができていた。
廊下の窓から見た君はきゃあきゃあと叫ぶ女の子に囲まれていて、

その人達全員にあの笑顔を振りまいていた。




いつの間にか険しい顔になっていたんだろう。


千「A大丈夫?教室戻る?」


「ああ、ごめん。なかなか入れそうにないし、
他のところでなんか食べようか。」




怒っていた訳じゃない。


ただ何年も前から時々顔を出すあの気持ち。


君は、私の手の届かない所に行ってしまうんじゃないか




私の声なんて届かない所に。



ただ急に寂しくなっただけ。



君に声をかけることもなく立ち去った。



はずなのに.



隆「Aっ!」


君はすぐに気づくんだね。


隆「ごめん、俺抜けられそうになくて…」


「大丈夫。後でね」


隆「あ、うん。」


"おーい西島ー早く戻ってこいー!"


隆「はいはい!」



走り去っていく君の後ろ姿




「隆弘!」




隆「ん?」


「それ、めちゃくちゃ似合ってる。惚れちゃいそう。」



"何言ってんの"



君は顔を真っ赤にしながら戻ってきて
私をそっと抱きしめる。


それを見た女子たちはやめてくれと叫んでいるけど



千「Aってそんなこと言う子だったっけ?」



「隆弘のやきもち妬きが移ったみたい」



ちょっと君のぬくもりを確かめたくなっただけ。

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作品ジャンル:恋愛
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うらら - かっこいい。かっこよすぎて、しぬ。www (2016年6月16日 5時) (レス) id: 2aaa6ea1ad (このIDを非表示/違反報告)
mosso(プロフ) - ありがとうございます。ぼちぼちになってしまいますががんばります。 (2016年6月5日 23時) (レス) id: bf0732ce1b (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - にっしーが、大好きで読んでてすごく楽しく続きが、楽しみです。頑張って下さい((o(^∇^)o)) (2016年6月5日 23時) (レス) id: 9d55638541 (このIDを非表示/違反報告)
いちえ(プロフ) - 更新、楽しみにしてます! (2016年6月5日 20時) (レス) id: 2dd112bd43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mosso | 作成日時:2016年5月27日 10時

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